先日の騒動の中「雑記ブログは儲からない」という説に対して、かなり重要な経験をしました。
このブログは、カテゴリを見てもらえばわかりますが、書いてる内容にかなり幅があります。これは意図したものではなく思うがままに書いていった結果です。
そしていつも疑問に思ってました。「これ続けていってお金になるんだろうか?」と。
今回その疑問に幾つかの答えが出たので書いていこうと思います。
雑記ブログの定義
「雑記ブログは儲からないは嘘」と語るなら、まず雑記ブログの定義をしなければなりませんね。
今回はこのブログのような、「雑感」「アフィリエイト」「趣味」「ハック」「レビュー」といった言わば「何でもありのブログ」を「雑記ブログ」と定義して進めていきます。
かといって日記のようなブログの参考にならないわけではありませんので安心して下さい。
「雑記ブログは儲からない」というタイトルの真実
よく「雑記ブログは儲からない」という記事を目にしてきました。中身は総じて「お金のためにやるなら専門ブログにするべき」というもの。その主張は間違ってはいないし、むしろ正しい。
ただ、だからって「雑記ブログは儲からない」に直結するかといえば答えはNOだ。
そもそも「儲かる」の基準は人それぞれ。「雑記ブログは儲からない」というタイトルは、「儲かる」というキーワードを読者の価値観に丸投げするものであり、あくまでも導線として機能させているに過ぎない。言ってしまえば「釣りタイトル」なのだ。
雑記ブログ主が本当に知りたいこと
私のような”儲かってない”雑記ブログ主が本当に知りたいのは「実際問題、雑記ブログはどれ位稼げるの?」という所。
普段数千円は稼げているものの、まだまだPVが少ないので「PVが増えれば収益も増える」という言葉に真実味がありませんでした。
ですがある騒動が起こり、突発的な大量のアクセスがこのブログにありました。
今回そこで得たデータを元に、「雑記ブログは儲からないのか?」という疑問を検証していこうと思います。
読みながら自分のブログに当てはめて参考にしてもらえたらな、と思います。
PVとアドセンスの関係
私は「PVが増えればアドセンス収入も増える」という話に、期待しつつも疑問を持っていました。
「ブログの内容と広告の相性がいいだけでは?」というのが主な理由で「全てのブログに当てはまる話じゃないだろう」と思っていたんです。
結果からいいますと、どんなブログでもPVが増えるとアドセンス収入も増えます。
今回3日間で約43000PVありましたが、そのほとんどがタトゥーの記事でした。
アドセンスで表示される広告にタトゥー関連のものがあった事も驚きですが、逆に言えば世間で認められてないタトゥーの関連広告があるくらいですので、殆どのジャンルの広告があるのではないでしょうか。
その仮説が成り立てば、アドセンス収入において「書いてるジャンル」の問題は消滅します。
それに、関連広告が表示されなかったとしても「たまたま見た広告が気になってクリックする人」は必ずいます。PVが増えるということは、そういう人も増えるということです。
というわけで、アドセンスは雑記ブログに対してとても相性がいいという結論で問題ないと思います。
具体的な数字(アドセンス)
見積もり収益額
3日間(約43000PV)で樋口さんと野口さん一人ずつくらいでした。
これはあくまでこのブログのデータであって、ブログで取り扱う題材によっては多少変わってくると思われます。
あと気になったのが、クリック単価が普段の5分の3ほどになっていた事です。
調べてみたところ今回の単価が適正で、普段が高いようでした。このブログには、よく見られる金融関係の記事があるので、そのせいで普段高いのかもしれません。
アクセス数の誤差
そしてもう一つ気になったのがアクセス数。はてなのアクセス解析では約43,000PV(アナリティクスは約44000PV)にもかかわらず、アドセンスのPVは約38,000PVになっています。最初は「単なる誤差かな」ぐらいに思ってたんですが、「広告ブロッカー」の存在を思い出しました。
「広告ブロッカー」とは、ウェブサイトの広告を非表示にするプラグインやアプリの事で、設定しているブラウザではアドセンスは表示されません。
ブロックされたページはカウントされない仕組みになっているとしたら、全体の11%の人間が広告ブロッカーを使用しているということになります。ブログ主には耳の痛い話ですね。※ アドセンスのPVカウントの仕組みがわからないので、あくまで参考数字です。
アフィリエイト
私は何日に一回は意図的にアフィリエイト記事を作成しています。そして今回、アフィリエイトの方もだいぶ動きがありました。
Amazonアソシエイト
このブログは約120記事あるんですが、先月まで全く収益を上げておりませんでした。(月あたり数十円)
それが今月から急に売れ始め*1、騒動の前日までに20件ほど売れておりました。単価もなかなかのものが多かったので喜んでいたんですが、この3日間で更に同じくらい売れました。
でもこれは意図的にやった部分もありまして、騒動の最中に関連記事のリンクをアフィリエイト記事にすり替えたり、アフィリエイト記事に誘導するような関連記事の貼り方に変更したりしてました。
よって正確なデータとしては正直微妙かもしれません。
ただ、アクセスが増えれば商品が売れていくのは間違いなさそうです。
根拠としましては「紹介してない商品が沢山売れている」というものがあります。アクセスしてきた人が、このブログのアフィリエイトリンクを踏み、帰りにAmazonで違う商品を買っていったということです。PVが増えればそういうことも増えるということです。
楽天アフィリエイト
このブログは、先月まで楽天アフィリエイトがアドセンスと同じくらい活躍しておりました。(数千円)
blog.kaerucloud.com
なので「楽天は普通に売れてくだろうな」と気楽に構えてましたが、騒動の最中はほとんど売れませんでした。
全ての商品はカエレバを使って、Amazonと楽天、好きなで方で買えるようにしてあります。(これは以前からです)
騒動中は、楽天は売れずにAmazonばかり売れていった。何でそうなったのかはわかりません。
結論としては、突発的なアクセスに楽天はあまり相性が良くない。ただ普段は楽天から売れてるのでPVが増えれば売上も上がると思う、としか言えません。残念なデータですみません。
その他ASP
その他ASPは、元々たまにしか成果が出ないので比較対象がありません。省かせていただきます。(騒動中は1つしか売れませんでした。)
バズと検索流入
このブログは9割が検索流入です。以前ワードプレスでやっていた名残もあるでしょうし、ドメインもその頃のものを使っています。
バズってしまえば、どこからのアクセスだろうと関係ないです。
ですが、”継続的に収益を上げたい”というのであれば、普段は検索流入を狙うべきです。毎日一定のアクセスがありますし、昔書いた記事が上がってくるというような事が起きたりします。
例えば、このサイトで今一番アクセスされている記事はブクマが5つしかついていません。スターも全然ついてないです。「それなのに」です。(この記事だけで毎日数百のアクセスがあります。)
もちろんこの記事は水物ですので、旬が過ぎれば消えいくでしょう。しかし問題はそこではなく、こういう記事の積み重ねが大事だと思うのです。
はてな受けもいいですが、最終的にはやはり検索流入が狙うべきでは?と思います。(お金目的ならば。)
これからやるべきこと
今まで見てきた他のブログの収益データによれば、収益というのはPVと”正比例していくだけではない”ような気がします。ある時期を超えると、爆発的に伸びることがあるようです。
【最初は売れない→ポツポツ売れ出す→どんどん売れ出す→一気に売れる】という流れには僕自身期待せずにはいられません。(きっと今ポツポツのところ)
その為には何が何でも記事を増やしていく必要があります。
それに今回、”記事のジャンルはあまり関係ない”ということを身をもって経験出来たので非常にやりやすくなりました。
といっても、日記のようなことばかり書いていても収益は上がらないと思います。日記ブログである程度のPVを稼ぐのは相当面白いブログじゃなければ厳しいです。
定期的にアフィリエイト記事を作成していくことが大事ですし、その記事は突発的なアクセスがあった時などにかなり使えます。
はてなではウケは悪いですが、収益を上げたければ必要なことだと思われます。(マネタイズ)
最後に
この記事は、「ブログで収益を得たいけど ”始めたばかりで稼げる気がしてない人”」に向けて書いたものです。
僕は面白くないとものごとを続けることが出来ない人間ですので、”続ける為”にはその日の気分でブログを書く必要がありました。その結果が、この雑記ブログです。
もちろんお金が欲しければ専門ブログをやるべきです。でも続けられなければ意味がありません。
ブログはある程度書いていると習慣になります。専門ブログはそれからでも遅くはありません。
取り敢えず雑記ブログを続けて収益を得れることを実感しましょう。
雑記ブログでも儲けれます。
では。
最近これに書いてあることがチョットずつわかってきました。おすすめです。
*1:これには少し心あたりがあります。また後日書きます。