与党WT、解消に向け初会合
自民、公明両党は29日、国会内でヘイトスピーチ解消に向けた与党ワーキングチーム(座長・平沢勝栄衆院議員)の初会合を開いた。議員立法の提出に向けて論点を整理したが、法案の条文に具体的な禁止行為を盛り込むかについては意見が分かれ、次回会合に結論を持ち越した。
自民党はヘイトスピーチに関する教育を充実させることの必要性などを強調。憲法が「表現の自由」を保障していることから、禁止行為については条文化を避けて理念的な法案にしたい考え。これに対し公明党側は、一定の禁止行為の例示は必要だとの見解を示した。
当時の民主党など野党は昨年5月、禁止行為を明記した「人種差別撤廃施策推進法案」を参院に提出している。【高橋克哉】