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がんばる小学生

がんばる小学生と家族の珍道中ブログ

世界は広いんだよと教えてあげるのが親の役目なのかもしれないと思った

親-思うこと
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先日、大きな山場でもあった大会を無事に終え、長男チームの保護者会会長就任後ようやくほっと一息つくことができました。代替わり直後に大きな大会運営を任されるという無茶ぶりに加えて、前年度までの資料がクソ使えないものばかり、前任者は「資料を見ればわかる」の一点張り…という中で、我ながらよくやったもんだと思います。

3月半ばの会長就任以降、嫌でも長男チームと行動を共にすることが多いわけですけど、そうすると見たくないようなものが見えてきたり、聞きたくないことが聞こえてきたりします。

子供たちの人間関係もその1つ。

以前にもちらっと書いたことがあったかと思いますが、長男チーム内にはおふざけ以上いじめ未満(未満じゃないかも)みたいな空気があちこちに漂っています。とてもとてもきな臭い。もちろん、子供たちの世界のことだからある程度は口を出さずに見守りますけど、行き過ぎれば声をかけないわけにはいかない。そういうのが本当に面倒くさいです。

自分だったら耐えられることでも、子供のこととなると「どうにかしてやりたい」と思うのが親心。親がどうにかしてやれるものじゃないとわかってはいるんですけどね。で、まず思いつくのは首謀の子供たちを注意したり叱ったりすることですけど、これってわりと逆効果な気がします。できればそういうことは先生とかコーチにお任せしたいところ。親が口出しして状況が好転することって、残念ながらあまりないしね…。特に、長男のようにいじめのターゲットになっているわけでもなく、ただその集団になじめないとか、やりづらさを感じているだけという場合は、親がその集団に対してできることってほとんどないんじゃないかなと思います。

自分が子供の頃をふりかえってみると、家と学校と自分の足で歩いて行ける範囲くらいが世界のすべてでした。その小さな世界で何か嫌なことがあったり、ひとりぼっちだと感じたりすると、それがすべてのように感じられたものでした。大きくなるにつれて、世界は自分が思っているより広いことを知り、自分がどれだけ小さな世界で生きていたかを知ったとき、ようやく「あんな小さなことで悩んでいたなんて」と思える。でも、そう思えるようになるまで、大人になるまで、コップの水があふれないとも限らないわけです。残念ながらそのことに気づく前にあふれだしてしまう子もいる。

そんな子供たちに対して、親であるわたしができることってなんだろうって考えたとき、世界は広いんだよと教えてあげることなんだろうなと思うのはそういうわけです。学校だけがすべてじゃない、所属しているサッカーチームだけがすべてじゃない。他にもこんなことがあるよ、こんな人たちがいるよと教えてあげられたらいいなと思います。何かに行き詰まったり、しんどい思いをしたりしていたら、原因をとりのぞくためにできる努力はもちろんしたほうがいいですけど、別の好きなことや趣味に目を向けるのも大事。

長男は最近よく絵を描くようになりました。描くものは鳥や植物、風景、自画像などいろいろ。絵のことはまったくわからないですけど、好きなことがあるっていうのはいいことだなぁと思いながらみています。

それから、ベイビーステップに感化されて「テニスがしたい!」と言い始めました。わたしが働いている町で使用登録をすれば、比較的楽にテニスコートがとれることがわかると、「すぐに登録してほしい」「登録してくれた?」とうるさいうるさい(笑)本当は役所系の用事は大嫌いなんだけれど、しかたないので役所へ行って使用登録をして、先日近所のお友達家族と行ってきました。

自分のためだったら、きっとこんなにすぐに行動しなかったと思います。ただでさえ忙しいのに面倒くさい手続きに行くなんて本当にいやだったけど、ままならないことばかりの中でわたしがかなえてやれる望みくらいかなえてやりたいなと思ったんですよね。あんまりうるさいからしかたなくっていうのが本音ですけど(笑)

でもまあ結果的にはこれが大正解でした。こんなに楽しそうに笑う長男をみたのはひさしぶりだったし、目先が変わってわたし自身もいい気分転換になりました。違う仲間と過ごせば、違う気持ちになれる。ニコニコ笑いながら楽しそうにテニスに興じる姿をみて、同じ力を使うならわたしはこっちに使いたいなと思いました。悪い状況を打開するために外部にはたらきかける努力よりも*1、子供が楽しく過ごせる時間や場所を増やすためのそれのほうに。

自分でどんどん世界を広げていけるようになるまでは、「世界はあなたが思うよりずーっとずーっと広いんだよ」と教えてあげる。そしてできる範囲でいいから、一緒に世界を広げてあげる。それが今わたしにできることなんだなと、改めて思いました。

おわりに

明日から6年生になる長男。小さな学校なのでクラスの男子の半分はサッカーチームの子だし、試合ばかりになるため土日は1日中チームで活動することが多くなります。だからこそ、上手に息抜きしながらやっていってほしい。親であるわたしまで、ぎゅーっと視野が狭くならないように気をつけて見守っていきたいなと思います。実はここが一番あぶないところ。気をつけよう!



おしまい。

▽ 過去記事

gambaruko.hatenablog.com

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*1:もちろん、それも大事だと思っていますができることは限られているとも思っています。