超戦闘プロレスFMWは30日、都内で会見を開き、「FMW軍vsUWF軍全面対抗戦」(4月27日、東京・後楽園ホール)に出場する船木誠勝(47)らが意気込みを語った。
「UWF軍」は司令塔を安生洋二が務め、船木のほかに藤原喜明、高山善廣、佐野巧真、長井満也、冨宅飛駈、アレクサンダー大塚、川村亮の出場が決定。対戦カードは未定ながら邪道・大仁田厚(58)率いる「FMW軍」と5試合で全面対決することになった。
デスマッチ形式の6人タッグで大仁田と対戦することが決定的な船木は「完全に交通事故ですよ。正直、訳が分からない。佐山聡さん(初代タイガーマスク)から『あの人は最初に名前を出して、引っ張ってくるクセがある』と聞いていたら、俺の番でした…」と複雑な心境をのぞかせた。
3月6日に行われたアレクサンダー大塚20周年記念興行(徳島)で大仁田と初遭遇したばかりだったが、気がつけば対戦要求され、返答もしないままUWF軍の一員に名前が入っていたという。だが、これまで金網デスマッチしか経験のない未知のデスマッチには興味津々の様子。
「何を使ってもいいんですか? 包丁もピストルもOK? 火も使えるの? フォークに画びょう、針なんかどうですかね。大仁田選手は爆弾も使っているんですよね。痛いのが得意らしいので、究極までいかないと勝てないですね」と口にし、同席した佐野から「ピストルはつかまるでしょ…」と突っ込まれる場面もあった。
最初は敬遠気味だったが次第に熱を帯びた口調に変わると、最後は「一緒に消えないとなくならないから、心中しかない。試合中は痛くないと思うし、骨折をしようが体の動く限りやる。やるからにはトコトンやりますよ。負ける姿は格好悪いから、どんな状態でも勝ちたい」と表情を引き締めた。
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