フィードフォースが明日の企業コミュニケーションを全力で考えるブログ
企業が自社のプロモーションのためにLINE上に作る「公式アカウント」。皆さんも可愛い無料のスタンプをダウンロードするときに、フォローしたことがあると思います。飲食店からアパレルブランド、アーティストなどなど、登録されているLINE公式アカウントは2016年3月30日時点で1,317にも上り、LINE@を含むとその数はさらに膨大になります。
ただ、実際大学生は何をフォローしてるんだろう?いくつぐらいフォローしているんだろう?どういう理由でフォローしているんだろう?などといったことは企業にはわからないままでした。
そこで!今回、全力ブロガーの友人、現役の大学生66名に「LINEの公式アカウントの友達リストをスクリーンショットしてくれない?」と聞いてみました!一体どのような結果となったのでしょうか!?
男子、女子と分けてご紹介していきます!早速見ていきましょう!
京都大学、慶應義塾大学、埼玉大学、首都大学東京、成蹊大学、成城大学、中央大学、電気通信大学、東京大学、明治学院大学、山形農業大学校、立命館大学、早稲田大学に通う男子大学生36人に聞いてみました!
LINEフリーコイン、楽天市場、Amazon.co.jpの3つが同数の8人ということで、最多でした!
LINEフリーコインは、LINEのスタンプや各種サービスに使えるコインを無料で貯めることができるLINEのサービス、「LINEフリーコイン」の新着情報などを伝えるアカウントです。
おなじみ楽天市場は、楽天市場でのセールの情報をいち早く公開したり、限定のクーポンを配布しています。また、楽天市場の公式スタンプ「お買い物パンダ」は非常に可愛いので、男子大学生にも人気なようです。
Amazon.co.jpは楽天市場のような機能に加え、Amazon公式アプリと連携することによって注文の内容確認をLINEで受け取ることができる機能がついています。
実用的な機能が充実しているサービスが好まれているようですね!
平均的な男子大学生の友達リストは以下のような感じになりそうです!
男子大学生が多くフォローしているアカウントの共通点として、
①ニュースなど、実用性が高い(例:LINE NEWS、首相官邸)
②継続的に人気or汎用性の高いスタンプを配布している(例:TOYOTOWN、ソフトバンク)
といったことが挙げられます。
男子大学生の公式アカウントの平均フォロー数はLINE@を含めて一人当たり8.78と、そこまで多くありません。私自身もそうなのですが、スタンプが可愛くても、わざわざ通知が来るのが面倒なので特に気になるブランドでない限りフォローしない、もしくはスタンプをダウンロードしたらすぐにブロックしてしまう、ということがあるかもしれません。ちなみにフォロー数が0や、2つだけなど、あまり興味がないという人もいるようです。
青山学院大学、大阪大学、京都女子大学、京都大学、慶應義塾大学、埼玉大学、中央大学、筑波大学、同志社大学、東京女子大学、中村学園大学、日本女子大学、人間総合科学大学、法政大学に通う女子大学生30人に聞いてみました!
LINE英語翻訳が13人で第1位!外国の友達との会話、英語の授業の予習復習などで使っているのでしょうか。2位には同数で楽天市場とジーユーが入りました。ジーユーはクリエイターとコラボしたスタンプが可愛いと話題になっており、それでダウンロード数を増やしたのだと思われます!
女子大学生も、男子大学生と同じように実用的なアカウント、スタンプが可愛いアカウントをよくフォローしているようです。
ただ、それ以外にも
①美容・服飾関連のアカウントはブロックせずに残す(例:ユニクロ、ロクシタン)
理由を聞いてみると、コーディネートの参考にしている、送られてくる可愛い画像に癒されるために残している、などといった意見が挙がっていて、男性の僕にはわからない世界ですね。(笑)
②クーポンが定期的に配布される飲食系のアカウントも残す(例:ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナッツ)
やはり割引クーポンのメリットが大きいようです。女子会するときに使っているんでしょうか。
③みんな大好き東京ディズニーリゾート
やはり女子大生は常に「えー、超ディズニー行きたーい」という願望を持っているのか、と思いました。
LINE@を含んだ公式アカウントフォロー数は一人当たり16.1ということで、男子大学生の2倍近くフォローしているようです。通知が来て邪魔と思うより、コーディネートやクーポンなど、実用的な目的を優先していることがわかりますね。
送ってもらったスクリーンショットも2〜3枚におよぶことが多かったです。
いかがでしたでしょうか?やはりLINEでのユーザー獲得の基本は、スタンプ配布で認知を拡大し、継続的なクーポンの配布やライフスタイル提案で、スタンプ以外でのメリットを打ち出し、ファンになってもらうということに尽きると思います。
個人的にいいなと思ったのはマクドナルドの戦略です。期間中に特定の商品を買ってもらうことでシリアルコードを発行し、それを入力することで限定のスタンプがダウンロードできるというキャンペーンを行っていました。
☆参考:LINE公式ブログ- マクドナルドで対象の商品を買うと、マクドナルドキャラクター達の限定スタンプが貰えるキャンペーン開始!
先日、LINEはスタンプを利用した広告ビジネスを中小企業向けに拡大すると発表しました。(詳細はこちらの記事をご覧ください。)
スタンプやクーポンを使ったLINEでの消費者とのコミュニケーションがどんどん普及している現在、流行しているアカウントを参考にしてLINEを活用しましょう!