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【首都スポ】

戦国!神奈川大学野球リーグ 4・5に春季リーグ開幕

2016年3月30日 紙面から

 神奈川大学野球連盟の春季リーグ戦が4月5日に開幕する。昨秋王者の桐蔭横浜大、昨春を制した神奈川大を中心に、10季ぶり優勝を狙う横浜商大、リーグ最多の55度目Vがかかる関東学院大などが熱戦を繰り広げる。プロ注目選手も増え、リーグのレベルもアップ。春の日本一を決める6月の大学選手権出場もかけた戦いは、横浜スタジアムで始まる。

◆桐蔭横浜大 エース高橋拓、直球さらに磨き

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 新チームのテーマは「勝」だ。昨秋は優勝したものの、関東地区選手権の準決勝で東海大に1−2で負けて神宮行きを逃した。プロ注目の144キロ左腕・高橋拓は「指のかかりがよくなった」と磨きをかけた直球で全国を目指す。昨季防御率1位の斎藤友、2位の平野らも残る投手王国は健在。打線も昨秋首位打者の豊島が抜けたが、「それほど落ちていない」と小野瀬主将。秋の神宮大会は2012年に優勝。今春はリーグ戦を制して、大学選手権で神奈川リーグ勢で初の「春の日本一」を狙う。

◆関東学院大 力つけた主軸・拝崎

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 昨秋は桐蔭横浜大にも連勝し、勝ち点は4で並んだが勝率の差で2位に甘んじた。主軸を打ちながら打率1割台に沈んだ拝崎は「今季はチャンスで打って取り返したい」と、冬場に体重も6キロ増して力もつけた。昨秋、打率2位の正木、4番候補の東原らが並ぶ打線は強力。日暮、山口ら経験の少ない投手陣は、不安要素もあるが一方では楽しみ。

◆横浜商大 主将・谷口がカギ握る

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 10シーズンぶりの優勝へ、投打ともに戦力が整った。投手陣は、左沢、平木、山本に加えて渡辺と他校がうらやむ陣容。野手を引っ張るのは、主将の谷口。昨秋は打点王に輝いたが今季はキャリアハイを目指す。「打率4割、5本塁打、15打点。それぐらいしないとチームはいい方向に向かない」。主砲が公約を果たせば優勝も見えてくる。

◆神奈川大 投打でWハマちゃん注目

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 ハマ・ハマに注目だ。ドラフト候補の150キロ左腕・浜口は、体幹を強化して下半身も安定し「真っすぐの質を上げたい」。50メートル6秒ジャストの俊足外野手、浜元は「この冬は一番振った。4割近い数字を残したい」と意気込む。2人が活躍すれば、2シーズンぶりの優勝で春3連覇。関東学院大のリーグ最多54度の優勝に迫る52度目Vとなる。

◆神奈川工大 3年生主砲・小椋楽しみ

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 昨秋の打率3割4分でベストナイン外野手の関根、昨春の打点王・横須賀ら4年生にまざってオープン戦で4番も打った3年の小椋は楽しみ。「フル出場して3割打ちたい」と開幕を見据える。昨季5勝で最優秀投手賞の渡辺が抜けたが、真下、島村らの台頭に期待。これまで優勝経験がないが、初優勝を狙えるだけの潜在能力は十分に秘めている。

◆横浜国大 142キロ右腕・北川「最低でも3勝」

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 1部に復帰した昨秋は最下位となったが、入れ替え戦で残留。昨年のレギュラーで抜けたのはエースと野手2人。底上げを図って上位を狙っている。主将の佐々木捕手がリードする投手陣の軸に見込まれるのは、北川と永井。142キロ右腕の北川は今冬、大学野球連盟の冬期トレーニングで元巨人の鹿取さんの指導も受け「最低でも3勝」と意気込む。

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 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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