トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[フィギュア]世界選手権あす開幕 女王返り咲きへ真央に険しい道

2016年3月30日 紙面から

テーマは「自分に勝つ」。公式練習で調整する浅田真央=ボストンで(共同)

写真

 【ボストン(米国)武藤康弘】30日(日本時間31日)に開幕するフィギュアスケート世界選手権の公式練習が28日、当地の試合会場のTDガーデンほかで始まり、女子は浅田真央(25)=中京大、宮原知子(18)=関大、本郷理華(19)=邦和スポーツランド=の3選手がショートプログラム(SP)、フリーとも曲をかけてジャンプやスケーティングの感触を確かめた。男子は羽生結弦(21)=ANA=が2部練習の曲かけで11回のジャンプをすべて成功。宇野昌磨(18)=愛知・中京大中京高=も氷の感触を確かめた。

 浅田は昨年12月の全日本選手権(札幌)で3位に終わって以来の大会出場。3カ月の実戦ブランクは、昨年10月の競技復帰後最長となった。2月の四大陸選手権(台北)にもエントリーしていたが、今大会への準備期間を十分に確保したいという本人の意向で辞退していた。

 フリー曲を流して演じた午前のグループ練習では、演技順が最初だったことからジャンプを跳ばなかったが、終了後に3回転のフリップやループ、その連続ジャンプを徹底反復。軽快なジャズで踊る午後のSP曲練習では、初めてトリプルアクセルを解禁。SPで苦手のルッツを跳ぶ代わりに得意とするループを得点源とする試合プランは、全日本選手権のときと変わらない。

 四大陸選手権を自己最高得点で制した宮原やグランプリファイナル(昨年12月)覇者のメドベージェワ、同3位のラジオノワ(ともにロシア)ら強豪がひしめく中、浅田が4度目の世界女王へ返り咲くための道は険しい。だが、昨年12月末に「自分に勝つ」というテーマを掲げて立て直しを誓った。どこまで消化できたかは、31日(日本時間4月1日)の女子SPの演技で明かされる。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ