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暴力団との関係指摘 シャープ工場建設下請けから排除へ 大阪府が150億円の補助を予定しているシャープの液晶パネル新工場(堺市堺区)の建設工事に、暴力団との関係を指摘された大阪市内の土木会社が下請けで参加しているとして、府がシャープに通報し、元請けの清水建設(東京)が契約解除の方向で調整していることがわかった。府企業誘致推進課は「本来、民間工事に口を出す権限はないが、巨額の補助金を出す以上、放置しておくわけにはいかないと判断した」としている。
この土木会社は06年8月、当時の社長が山口組系暴力団組長とゴルフをするなどの関係にあったとして、大阪府警が「府暴力団等排除措置要綱」に基づいて府に通報。府は清水建設などゼネコン23社に対し、今後下請けに使えば指名除外になると通知していた。 土木会社と清水建設の契約について、府は昨年12月に外部から情報提供を受けて事実関係を確認。元請けの清水建設は土木会社との契約を解除する方針を決め、土木会社と協議している。 シャープ広報室は「工事については清水建設に任せている」、清水建設広報部は「関係者が多く、誤解を招いて迷惑をかけるわけにはいかない」としている。 土木会社の担当者は「当時の社長は06年8月に退任し、今は経営に関与していない。暴力団とは無関係だが、取引先に迷惑をかけられないので、契約解除を受け入れる方向で協議中だ」と話した。 「asahi.com」 2008年01月23日 Copyright 2008 Asahi Shimbun 記事の無断転用を禁じます。 |
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