1ヶ月前に株式投資を再開、まずは、株主配当と優待狙いでエントリーしました。
3月29日(火)に権利確定となりましたので、保有していた株式を一旦、全て売却しました。以下、その結果報告です。
売買結果
プラス(買値>売値)となった銘柄
高千穂交易
キーコーヒー
オリックス
日本紙業
マイナス(買値<売値)となった銘柄
極洋
日産自動車
結果は4勝2敗です。
売買手数料と税金を差っぴくと、諭吉さんが一人くらいの浮きでした(笑)。
予想配当と優待
配当は、株主総会で決定されますが、大体、諭吉さんと一葉さんがお一人ずつですかね。優待も、金額換算すると、配当と同じくらいになりそうです。
ということで、この1ヶ月の結果は、現物支給を含め、
諭吉さん4人!
となりました。
落とし穴に注意
毎度のことですが、権利落ち日の株価の下落幅はかなり大きいです。
また、売買手数料もそれなりにかかりますので、優待・配当狙いには、大赤字になるかもしれない落とし穴があるのです。
キーコーヒーの例
例えば、キーコーヒー(2594)ですが、株主優待がもらえる100株を、もっとも最短のパターンである株主の権利が確定する3月28日(月)の最終(引け)で買って、29日(火)の朝一(寄り)で売ったします。
一晩寝かせるだけで、株主配当に優待がもらえるので、「すごく、お得」と思えるのですが・・・。
株の売買益は
(1932円-1970円)×100株=▲3800円
これに、売買手数料が、だいたい500円程度(証券会社やコースで異なります)
なので、4300円のお金が出ていくことになります。
一方、株主として
株主配当 16円×100株=1600円 → 1280円(20%の税金がかかります)
自社商品 1000円
で、合計2280円相当もらえるのです。
差し引きすると、およそ、2000円を損することになるのですね・・・。
株の塩漬け
さらに危険なのが、「塩漬け」してしまうこと。
29日の朝一で売ろうと思っていたけど、3800円も損するのはイヤだから、そのまま持ち続けるというパターンです。
上のチャートのとおり、残念ながら、この2日間さらに下がっています。
今日の終値が1907円、損失は6300円に拡大しています。
もちろん、明日以降、上がる可能性は十分ありますが、仮に下がる一方だと、さらに損失は拡大し、売るに売れない「塩漬け」になってしまうのです。
精神衛生上、実によろしくないですね。
中長期保有
キーコーヒーのように配当と優待以上に下落したものがありますので、この落とし穴を実感できました。
そこで、インカムゲインを狙うのであれば、権利が確定すれば即売却するのではなく、中長期で保有しておくほうが良いと思いました。
その場合は、ある程度、業績が安定している会社の株を、できるだけ安いときに、遊んでいるお金で買うとよいでしょう。
これは一見、「塩漬け」と同じに思えるのですが、決定的に違うのは「気持ち」なのですね。
中長期保有では、自分が納得できるタイミング・価格で購入し、かつ、その資金は寝かせっ放しにするもの(他の株を買ったりする予定がないもの)ですので、値段が下がっても割り切れる、ということです。
もちろん、配当や優待以上の満足のいく利益が出れば、売れば良いですし。
問題は、寝かせておいても良いお金があるかどうか、ですね。
あと、一泊二日で「つなぎ売り」をやるという手はありますが・・・。
おわりに
株式投資を再開して、まずは、株を持つことと、その値動きを純粋に楽しめました。
経済情勢にも、敏感になりました。
そして、気持ちの余裕もあり、変な「バクチ心」も起こらずに済みました。
これらは、購入した銘柄が、早い時期に上昇し、常に含み益状態だったことが大きいと思います。
ほんと、「ラッキー」でしたね。
さて、4月決算の会社は、数は少ないですが、伊藤園やアイケイケイなどの優良企業があります。
チャートを見たら、両社ともキレイな右肩上がりですねぇ。
短期でいくか、中長期でいくか、それとも見送るか、思案どころです。
では、また!