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MS「Build 2016」での主な発表内容まとめ--「HoloLens」は開発者向けに出荷

2016/03/31 11:20
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 Microsoftの開発者向けカンファレンス「Build 2016」が始まり、冒頭の長々とした基調講演で、多くの胸躍る発表(ただし開発者にとって)が行われた。以下に、最も重要なニュースをまとめてみよう。

「Windows」と「Linux」が連携

  LinuxのオープンソースコマンドラインBashが「Windows 10」に移植されることになった。これは要するに、Windows 10が開発者にとってさらに使いやすくなるということで、プログラマにとっては実に大きなニュースだ。

Microsoftは「アニバーサリー」を忘れていない

Windows 10の1周年を祝して、同OSのユーザーに無料アップデート「Windows 10 Anniversary Update」が提供されることになった。時期は2016年夏の予定で、FacebookやInstagram向けのアプリが含まれるという。

「Tay」の謹慎は継続

 Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏は、ミレニアル世代のくだけた会話パターンを模倣するはずが、Twitterユーザーからの攻撃に遭って騒動となったAIチャットボットのTayについて、まだ本来の状態に戻っていないことを認めた。しかし、Tayが戻ってくる時期や、そもそも戻ってくるかどうかについて、何も発言はなかった。

Windows 10のスタイラス機能をさらに改善

 おそらく、われわれの多くは今もペンと紙を使っているだろう(今これを読んでいる人たちも含めて)。だがMicrosoftは、その古い習慣を捨てさせたいと考えている。そのために、Windows 10でのスタイラス機能の統合をさらに進め、PCを紙のノートよりも簡単に使える(あるいはさらに使い勝手のよい)ものにするという。

「HoloLens」が開発者向けに出荷開始

 拡張現実ヘッドセットの「Oculus Rift」の一般向け販売が始まる中、Microsoftもこれにすかさず追従し、HoloLensの開発者向けの出荷を開始した。米小売チェーンのTargetでHoloLensを買うことはまだできないが、最終的にはそうなるはずだ。

「Cortana」がさらに賢く

 Microsoftのパーソナルデジタルアシスタントで、勉強熱心なボットのCortanaは、ピザを注文したり、2年前に行った玩具店を知らせてくれたりする、パワフルなツールだ。さらにはジョークも飛ばせるようになった。ただし、これは人間の側から尋ねた場合の話だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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