僕が大学時代に、宣伝会議の「編集・ライター養成講座」を受講してから、10年の月日が流れた。久しぶりにその募集ページを覗いてみた。ゲストに多少変動があるくらいで、その形式や内容はおそらくあまり変わってないのだろうと感じた。

10年という月日は長い。2016年、今はWEBの時代だ。

WEB編集者やライターが圧倒的に足りない。東京カレンダーWEBをプロデュースしつつ、サイトを拡充するためにWEBのイロハがわかる編集者を採用することは困難を極めた。

採用するのは無理なのではないか。それであれば、採用したくなる人に自分のノウハウを注入しつつ、切磋琢磨し合える場を創れば良いのではないか。

宣伝会議の講座は偉い人が講師で来て、課題を提出して何人かが講評されるというスタイル。120名の教室では「塾」としてのコミュニティ感が希薄で、もちろん得るものもあったけれど、正直物足りなさを感じた。

僕自身が受講者として物足りなかった点を改良し、WEB編集に特化した塾をやってみたらどうなるだろうか？自分が理想とする塾を体現してみようと思う。実は僕は父がオリジナルで数学の参考書を作ってしまったような高校教師。グループワークイベントの企画も案外豊富。塾形式は初めてですが、普通のコモディティーな塾ではあり得ない世界観を創り上げる自信があります。

そしてこの場所から未来の自分を脅かす存在が出てきてほしい。来年には東京カレンダーWEBのプロデューサーを引退したい（笑）

「書くことで生きていく」人生を真剣に探っている人に 私の経験上お伝えできるのは 「文章の質」と同じくらい「企画力」、「情報収集能力」 そして「行動力」が書き手に求められる時代になっているということです。

それらを鍛え、発言に説得性を持たせるには、 ただ、傍観者や批評家でいるのではなく 自ら波の中に飛び込んで、 うまい泳ぎ方を、泳ぎながら体得することが必要ではないでしょうか。

私もまだまだ自分を実験台にして試行錯誤を続けていますが その中でリアルタイムにお伝えできることや、 私なりのやり方で得てきたエッセンスを提供することは出来ると思います。

教えることは学ぶことである、と言いますが 私自身もこの場所で、志の高いメンバーと 意見や情報を交換することで、今後、 より存在感を出せるよう、 センスを磨いていきたいと思います。

私も本気で取り組むつもりですので、 本気の人だけ是非来てください。

ものすごく濃く、忙しい３か月間になることを保証します。

今回は3ヶ月限定サロンで月額2万円としました。3ヶ月フルに受講すると6万円です。

オンラインサロン業界では1万円のサロンが入会費としては最高値。その中で2万円に設定した理由とは...？

本気でこの中から「WEB編集者・ライター」を育成する気があるのです。120人も教室にいて、講師の話を聞いて、たまに課題やって、まあ頑張ってくれよ。というサロンではありません。

1人1人に対してサロンでスレを立てます。その中で、全員に対して課題に対するフィードバックや質問の回答をしていきます。その各々のスレは他のメンバーも閲覧することができ、サロンの仲間がどのようなコーチングを受けているのかも横目で見ることができます。梅木雄平とはあちゅうによる「家庭教師感」も味わいつつ、グループラーニングもできる。大学のゼミのイメージです。

・梅木＆はあちゅうのマンツーマンフィードバック（オンライン）
・月に1回（合計3回）のオフライン塾参加権利
・グループワーク有り。で横の繋がりもできます
・東京カレンダーWEBなどの実務発注の可能性あり
・カリキュラムのMVPには梅木が鮨をご馳走する（かも）

繰り返しますが、我々は本気です。3ヶ月限定のサロンですが、2ヶ月目と3ヶ月目に入る際には、パフォーマンスが低い方には退会していただきます。見込みがゼロに近しい方をコーチングするほど暇ではありませんし、そういった方からお金をとろうとは思いません。

あくまで、参加者には投資金額を回収していただくような場としたいと考えています。この場所をきっかけに、たとえば東京カレンダーWEBからとか、編集塾に参加する横の繋がりとかから、仕事を掴んでいただきたい。そうすれば6万円の受講料など、余裕で回収可能。スキルも向上した上で、受講料が回収可能。ああ、なんて素晴らしい場なんだ。

＜対象参加者層＞
・経験/未経験は問いません
・現役のWEB編集者・ライターの方で梅木雄平とはあちゅうなんて目じゃないぜと思いながらも、貪欲にスキルを磨きたい方
・今後、WEB編集者・ライターとして活躍すべく普通にスキルを上げたい方

＜必須事項＞
・ドSレッスンに耐えられるM精神をお持ちの方（ただ単にプライドが高い方には不向きなサロンです）
・Facebookアカウント登録をきちんとしている方（顔写真設定なしは審査NG）
・ブログやnoteないしは他メディアへの寄稿、FacebookやtwitterなどのSNS運用を最低一つ以上はやっている方

＜簡単な審査あります＞
入会希望者は決済完了後、Facebookで梅木雄平宛に下記をメッセージで送ってください。

冒頭：スパルタWEB編集塾希望
・名前と所属とお持ちの方はご自身のメディアや記事のURL
・志望動機（200文字以内）

＊審査は梅木雄平の独断で判断とします。見込みゼロの方や、同じ業界ではあるものの、梅木が快く思っていない方はお断りいたします。

オンラインとオフラインの2つを用意しています。課題の他に、梅木雄平とはあちゅうが時折立てる「WEB編集関連の議題」スレでのコメント状況もポイントに加算されます。

【一番最初にやっていただくこと】

自分で自己紹介のスレを立ててください。
例）

・スレッド名：【梅木雄平】
・職業：東京カレンダーWEBプロデューサー
・PR：はあちゅうの売上を越えられるよう頑張ります！

【オンライン課題：6回】

＜4月＞
4/15まで：WEBでバズった記事を3本選びその理由を分析せよ（1,000文字以内）
4/30まで：5月からの有料noteマガジンに向けたコンセプトとチームビルディング演説（1,000文字以内）

＜5月＞
5/15まで：お気に入りのWEB媒体を選びその理由と改善案を考案せよ（1,000文字以内）
5/31まで：noteマガジン各チームに対するフィードバック（この課題のみ、個人ではなくグループ課題へのフィードバックとなります）

＜6月＞
6/15まで：スマートニュース、グノシー、antenna*、NewsPicksから一つ選び、そのキュレーションアプリ内でよく読まれているメディアとその理由を分析せよ（1,000文字以内）
6/30まで：東京カレンダーWEBで平均PV10万が取れる連載を考えてください（提出フォーマット自由）

【グループ課題（2ヶ月目の5/1から）】

4人1チームで3ヶ月限定の「有料noteマガジン」を制作せよ。テーマ設定は自由。
4月中に「自分が取り組みたいテーマ」をサロン内で発表し、仲間を募っていただきます。

【オフライン塾（3回：月に1回）】

4月末：noteマガジンのチーム組成ドラフト会議
5月末：グループ対抗！noteマガジン品評会
6月末：WEB編集者・ライターとしてのあなたが特別である理由と3年後の展望（1人3-5分でのプレゼン。提出フォーマット自由）。MVP発表。打ち上げ。

【日々のスレッド】

メディア業界のトレンドを中心に、梅木雄平とはあちゅうが議論したいテーマを時々放り込んでいきます。そこでの発言力もポイント対象とします。

【ポイント制度とは】

各課題に対して梅木雄平とはあちゅうが5点満点で採点し、フィードバックします。合計ポイントが最も高い方がMVPとなります。MVPには梅木が鮨をご馳走する（仮）などの特典があります。

ポイント例）
オンライン課題：6回で平均4点=24点
オフライン課題：3回で平均3点＝9点
日々のコメント：コメントの質で梅木が採点。良いコメントは1点カウント

※カリキュラムは、その時々の業界ホットトピックやメンバー属性によって変更の可能性があります

【グループワークで横の繋がりもできます】

編集とは、「企画を考え、人を巻き込み、モノを作ること」です。

よって、実は一人で企画を考え、アウトプットを生み出すだけでは、一流の編集者にはなれません。人を巻き込み、自分一人では成し得ないモノを作り出すことで、より多くの人に企画を届けることが可能になります。

今回の編集塾は50名が対象。50名も集まらないかもしれない。2ヶ月目からグループワークを挟むことで、ゼミのような感じで、普段知り合えない編集者・ライターの方との実務を通した交流をしつつ、切磋琢磨してください。ただの立食パーティーという、上辺だけの交流会はまっぴらごめんです。

たとえ梅木雄平とはあちゅうに、課題でドSにけちょんけちょんにされたとしても、ドMな方々による横の繋がりは、きっとかけがえのないモノになるでしょう。

ドSを強調されるので、ビビっているそこのあなた！

実は僕も、スパルタ編集塾というドSな編集塾に通っていたことがあるのですよ。

TheStartup：どんな仕事でも編集力ないとヤヴァイとB&B菅付スパルタ塾を受けて地獄を見て感じた件

本当にひどい目にあいました。プレゼン時は嫌な汗を掻きました。独立してからこんなにプレゼンで緊張した日々は、先にも後にもこれだけです。しかし、この2年半前に学んだことが、今に活かされているのはいうまでもありません。

急激な成長を遂げたければ、ドSでスパルタな人の教えを請うのが効率が良いです。下手なプライドなんて捨てて、我々と共に切磋琢磨しましょう。

勇気を持って入塾したあなたのWEB編集者・ライターとしての能力を引き上げるべく我々は努力しますし、皆さんと共に仕事ができる日が来ることを、心より楽しみにしています。

このスパルタWEB編集塾から、次の東京カレンダーWEBを担ってくれる人材を発掘できることを祈っておりますし（死活問題）、僕も汗をかいて頑張ります。

■梅木雄平
株式会社The Startup代表取締役

1984年生まれ。慶應義塾大学商学部卒。2011年12月に独立、2013年2月に法人化。2015年1月から東京カレンダーWEBプロデューサーに就任。雑誌発のWEBメディアとして業界屈指のポジションを築く。

2016年1月からはnote事業に本腰を入れ始め、3,000円のnoteを430冊売り上げた実績（1冊の売上130万円）もある。上場企業によるスタートアップへの投資買収事業も手がける。投資買収アレンジ件数は1年半で6件ほど。

【関連サイト】

TheStartup
東京カレンダーWEB
note（umeki）



■はあちゅう
ブロガー・作家。慶應義塾大学法学部政治学科卒。
在学中にブログを使って、「クリスマスまでに彼氏をつくる」「世界一周をタダでする」などのプロジェクトを行い、女子大生カリスマブロガーと呼ばれる傍ら、レストラン、手帳、イベントをプロデュースするなど、幅広く活動。
2009 年電通入社後、中部支社勤務を経て、クリエーティブ局コピーライターに。
2011年12月に転職し、トレンダーズで美容サービス、動画サービスに関わる。
2014年9月からフリーで活動中。
月額課金制個人マガジン「月刊はあちゅう」、
オンラインサロン「ちゅうもえサロン」「ちゅうつねサロン」などを運営。
著者に「自分の強みをつくる」（ディスカヴァー・トゥエンティワン）、「恋愛炎上主義。」（ポプラ社）「半径５メートルの野望」（講談社）、「真夜中にシュークリーム」（毎日新聞出版）など。
雑誌、オンラインメディアなどでの連載多数。催眠術師資格を保有する。
ブログ：http://lineblog.me/ha_chu/
ツイッター：@ha_chu