経営のトピックス-PR-

時短で孤立する社員をなくすために

2016/03/31
小林 暢子=日経情報ストラテジー (筆者執筆記事一覧
日経情報ストラテジーは4月22日にワークスタイル変革をテーマにしたイベント「働き方イノベーションForum2016」を開催します。入場無料です。是非ご参加ください。

 「時短勤務で働いていると、周囲が忙しく仕事をしているなか、1人で先に帰るのに罪悪感がある。重要な仕事も任せてもらえないし、職場で孤立している気がするのよ」

 数年前、友人からこんなことを打ち明けられた。彼女はいわゆる“士業”。数年がかりで資格を取得し、大手事務所への入社を果たした。その後子供に恵まれ、時短勤務で職場に復帰した。努力によって望んだものを全て手に入れたはずだったのに、職場では孤立を感じ、仕事にもやりがいを感じられないという。

 その後しばらくして彼女は退職した。資格があるので、子育ての手が離れてから仕事に復帰することも比較的容易なのだろう。羨ましい半面、せっかく手にした憧れの仕事で、大きな達成感を得る前に辞めてしまうことをもったいなくも感じた。

 法改正によって短時間勤務制度が義務化されたことで、仕事と育児を両立する「ママ社員」が働きやすくなった。一方で、時短勤務社員の仕事のしわ寄せが他の社員に来ることによる人間関係のきしみや、時短勤務社員の孤立といった話もよく聞く。私自身、時短ではないが、子供が小さかった時期、早めに退社していたころは、後ろめたさを感じていた。

 こんな問題を、逆転の発想で解決したのが企業がある。化粧品通販のランクアップ(東京・中央)だ。ママ社員だけが早く帰るのではなく、全員が午後5時に帰る会社にしてしまったのだ。

今週のトピックス-PR-

今日のピックアップコンテンツ-PR-

>>もっと見る

ITpro Special

Pick Up!

>>もっと見る

▲ ページトップ

これからのIT投資術-PR-

ピックアップコンテンツ-PR-

>>もっと見る

日経コンピュータ Digital

イベントINFO -PR-

最新号

注目のセミナー

申込受付中!

「なぜなぜ分析」演習付きセミナー[実践編]【4/22開催】

正しく原因を掘り下げるコツを学び、品質事故や業務トラブルの元になるヒューマンエラーを防ぐ