【3月30日 AFP】バングラデシュ南西部クルナ(Khulna)の裁判所は28日、恋人の男性の喉を切り殺害し、心臓を取り出したとして、ファテマ・アクテル・ソナリ(Fatema Akhter Sonali)被告(21)に死刑判決を言い渡した。検察当局者が29日、述べた。

 事件があったのは2014年3月で、検察当局者よると、ソナリ被告は、恋人の男性(28)が被告との性行為を隠し撮りしていたことと、男性が結婚を拒否したことへの報復として、男性を殺害した。また被告は、男性のノートパソコンから、男性が別の女性たちとの性行為を録画した動画も発見したという。

 ソナリ被告は裁判で、男性を殺害したことを認めた。被告の供述によると、被告は睡眠薬20錠を入れた飲み物を男性に飲ませ、男性が意識を失った後に男性の手足を縛り、喉を切って殺害。その後、胸部を切開し、心臓を取り出したという。

 検察当局者によると、裁判でソナリ被告は「あれほど身勝手な犯罪ができる男の心臓はよほど大きいに違いない」という意味のベンガル語のことわざを引き合いに出し、「彼の心臓の大きさが知りたかった」と述べたという。

 矯正当局高官によると、ソナリ被告の死刑が執行された場合、女性としては同国で初となる。(c)AFP