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【埼玉失踪少女保護】
寺内容疑者の中野区のマンションからドア器具押収 内側から開けられないよう細工か
埼玉県朝霞市の中学3年の女子生徒(15)が2年ぶりに保護された事件で、埼玉県警朝霞署捜査本部が東京都中野区東中野の寺内樺風(かぶ)容疑者(23)=未成年者誘拐容疑で逮捕状=の自宅マンションから、玄関ドアを内側から開けられないようにする「外鍵」の器具を押収していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。捜査本部は、自殺を図ってけがをし治療中の寺内容疑者を31日に逮捕し、事件の全容解明を急ぐ。
捜査本部によると、女子生徒は2年前に誘拐された後、寺内容疑者の千葉市内のマンションで生活し、今年2月に同区に転居。今月27日に保護された際、「いつもは外から部屋を施錠されていた」と話していた。
女子生徒は27日に東中野の寺内容疑者の部屋を抜け出して、公衆電話を使って家族に助けを求めた。
捜査関係者によると、女子生徒は「(寺内容疑者が)外出するときは鍵を掛ける音がするが、その日はしなかった」と話しているという。