さく、3歳になった朝。
ずっと、ずっと、楽しみにしていたアンパンマンのチョコレートを食べました。
3年前の今日のこと。
3年間の毎日のこと。
私は一生忘れないよ。
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今日は、さくの誕生日でもあるし。
私にとっても、さくにとっても、親友の旅立ちの日でもありました。
だから、祐子から、
「由紀はきっと今日はたくさん涙を流す日にもなるから、午前中は、さくのお誕生日でたくさん笑った時間も作りたい」
って、朝から一緒にお花見の時間を作ってくれたこと。
そんなメールを見て泣いちゃった私を見て、彼が「もう泣いてる!!」ってびっくりしてたけどね。
これは、本当に嬉しい涙。
まだ、桜は少ししか咲いてなかったけどね。
忘れられないよ、文京区の桜祭り。
76時間、煮込み続けてくれた、というゆうこのオニオングラタンスープが心と体に染み入りすぎる。
クーちゃんと風船もらって桜の下を歩いたことも。
クーちゃんが大好きな公園に連れて行ってもらって、もう何度目かわからないほどのお誕生日の歌を歌ってくれたこと。
こんな時間を生み出してくれて、私たちの心を救ってくれた祐子に、本当にありがとう。
それから。
それから。
成田にワープしました。
なんとも言えない気持ちでした。
でも、めでたいことだから、泣いちゃいけない、なんて思わなかった。
寂しい気持ちは大事だから今日は泣いてもいいかな、って思って解禁したら、もー子供みたいに泣いちゃった。
ようこ、ようこ、いつもいつもあたたかく支えてくれたようこ。
ようこがのびのびときっと生きられるアメリカで、大好きなヒデと過ごせるのはすごく嬉しい。
でも会えないのはさみしいよ。
さくが、こんなにも大好きなひなちゃんあかりを忘れちゃうのかなって思うのがさみしいよ。
元気でね!が、全て。
私も私の人生を楽しんで待っているよ。
全力で見送ったから、後悔はないよ。
ようこから見た景色はこんなだったんだなあ。
私も、今までの人生、旅立ってばっかりだったなあってしみじみ。
でも海外で過ごした日々は、今でも私の人生の宝物。
ようこファミリーにとって間違いなく素晴らしい時間になるでしょう。
母は、しんみりしていても。
子供達はやりたい放題で、涙も乾くわ。毎日はこうやって続くのだよね。
あきの家族と、みんなで飛行機を探して、祈りを届けて。
おうちに帰りました。
さくの大好きなソーセージに、またたくさんろうそくをさして、お誕生日の歌を歌って。
全部ひっくるめて、あまりにも幸せな、さくの3歳の誕生日。
ありがとうね。