こんにちは。「春眠暁を覚えず」といいますが、通年、暁を全く覚えない寝起きがクソ悪いwiz7です。
さて、4月になりますね。いよいよ新年度が始まります。
今回の記事は特に新社会人になろうとする方々のお役に立てれば、と思います。
僕は昔、重度のコミュ障（＝コミュニケーション能力に難あり、の意味）でした。
特に面識のない人と会話することが極端に苦手だったのです。そんなモヤモヤしていた学生の頃、「自分を変えたい！」という一心から、意を決して某DVDレンタルショップのTSU●TAYAにて接客業のバイトを始めたところ、気がついた頃には人と普通に話せるようになっていたのでした。
コミュニケーション能力が高いのか？と言われると、決してそのようなことはないのですが……少なくとも僕の中では劇的な変化だったのです。
人は変われます。ただ、自由自在にとはいきません。
今回は、仕事を通じて人が「変わっていくこと」について考えてみたいと思います。
自己啓発書やビジネス書は読んでも無意味なの？
答えはNOです。
ただ、実体験を通じて学んだ経験の方が、読書よりもはるかに即効性があり記憶に定着しやすい、というだけの話です。
※ということで、この記事もブックマーク（ついでにシェア）して、何度も読み返してモノにしましょう！
僕が接客業のバイトで変化を起こせたのは、実体験を仕事を通じて反復することで記憶に定着させることができたためです。
自己啓発書・ビジネス書は、一般的にとにかく忌み嫌われる傾向にありますが、「どれを読んでも同じことしか書かれていない」「読んでも何も変われない」という考え方は誤りなので気をつけてください。
本の選定・読み方に問題があるだけで、本自体には全く罪はありません。
※これは読んでおこう！という名著を数冊、当記事の最後に載せておきます。
そもそも、自分ひとりが一生のうちに経験できるボリュームなどたかが知れており、本を読むことで先人の経験や知恵を拝借できるのであれば、それを利用しない手はないと思いませんか？
とはいっても、得た知識を行動に結び付けるのが容易でないことは事実なので、それについては改めて別の記事で説明したいと思います。
前置きが長くなりましたが……書籍から知識を得るのも重要ですよ、というお話でした。
とはいえ、ベースになるのはやはり実体験になるので、次項から、仕事で知見を得るという行為について考えてみましょう。
人間はいくつになっても変化していく
僕が過去に実際に見た、50歳を過ぎた管理職の方の話です。人を人とも思わないようなドラスティックなマネジメントで有名な彼は、仕事を回す能力には長けていたものの、社内での評判は最悪でした。
が、やはり人間関係が原因で仕事に行き詰ったのでしょう。部下との対話を繰り返す中で、数年後にはガラっと丸くなったのです。性格が変わるということではありませんが、考え方や行動が別人のように軌道修正されていたのです。
壁にぶつかり、学んで、修正するという行為に、年齢は関係ないということを強く思い知らされました。
易きに流れるのが人の常で、問題にぶつかり痛い目を見ない限り人は学ばないものです。大きな壁に衝突し、課題を乗り越えるために本を読み、人と会話し、試行錯誤して、変わっていく。答えは常にシンプルです。
失敗や逆境の中には、全てそれ相応かそれ以上の、大きな利益の種子が含まれている
――ナポレオン・ヒル
これは僕の経験的から考えても事実です。
こちらの過去記事も参考までに。仕事で干されたり壁にぶつかった時に知っておくべき4つの考え方。 - プロジェクトマネジメントの話とか
デスマーチ・激務に巻き込まれたアナタが取るべき12の対策【メンバー編】 - プロジェクトマネジメントの話とか
荒れ狂う大海原へようこそ！とにかく「試して」みないと適性など見えてこない
世界的に有名な経営学者であるピーター・ドラッガーは「弱点を克服するのではなく、強みを伸ばせ」と説いています。
基本的には仰るとおりだとは思いますが、冒頭に書いた僕のバイトの例にあるように、弱点克服にそれなりに時間を投資することも意義を持つことがあることを認識しておいてください。
僕もまだ三十代なので老害チックなことは言いたくないのですが……分の強みを伸ばすにせよ、何が強いかというのは意外とわからない部分が大きいわけです。やってみたら意外と適性があった、ということもしばしばあるんですね。
そして、新社会人の方々に特に伝えたいのは、とにかく試してみようということです。
いろいろと試してあれこれ実験すること。20代だろうが50代だろうが、いや、それは終わりまで続く探検のようなものなんですね。
料理職人である知人が「生活していて、最も苦痛なのが仕事で最も楽しいのも仕事だ」と言っていたことを思い出しました。言い得て妙だなー、と関心したものです。
人生の中で仕事をどう位置づけるかは人それぞれですが、仕事が持つ可能性を探ってみてほしいと思います。
仕事は生易しいものではありません。
が、仕事が面白くなるかつまらなくなるかどうかはアナタ次第です。
「社会」という荒れ狂う大海原へようこそ！
さあ、少しでも面白く、楽しく仕事をしていこうか！