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謎が解明? “お坊さん便”でわかった仏教界の「格差地獄」

「お坊さん便に反発している僧侶の多くは、外車を乗り回しゴルフ三昧の、いわゆる“宗教貴族”。ごく一握りのエリートたちです。1回の法要で10万円、20万円という金額をふっかける彼らにしてみれば、お坊さん便の“3万5000円”のような安い金額を提示してくれるな、という感情もあるのです」(前出の住職)

■収入が生活保護世帯並みの僧侶も

 これが本当なら、「払える分だけで結構なのに……」と反発しているわけではない。「もっと払ってもらわないと困る」とクレームをつけている格好になる。

 地域差はあるが、田舎の寺院では、法要1回あたり1万~2万円程度が相場。都会から引っ越してきた新しい信徒にこれを伝えると、「そんなに安いんですか!」と驚かれるという。その一方で、高額のお布施で潤う特権階級がいるのだから驚きである。

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