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リストラ社員が証言…冷酷非情“パソナ式”首切りの手口

 度重なる“圧迫面接”に心が折れたAさんは結局、早期退職に応じてしまったという。

「会社に残っても満足な処遇を受けられないと思い、年末にやむなく早期退職に応じました。最後まで退職を固辞した数十人の社員は、4月から機構へ出向することを命じられました。そこでは半年間で再就職先を見つけることが“業務”だそうです」

「日本雇用創出機構」が容赦ないリストラに関与したと疑われるのは、最後まで退職を断った社員を出向扱いで受け入れていることと、パソナグループが作ったとみられる「退職勧奨制度対象者のための面談の進め方」、いわゆる“クビ切り指南書”の内容と、Aさんが受けた“面談”のやり方が酷似しているからだ。“クビ切り指南書”にはこう記されている。

〈会社の経営状況が厳しい(と伝えて下さい)〉

〈退職勧奨に応じることが本人のキャリアのためによいことを伝える〉

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