現役デザイナーなので、今日はデザインの話でも。
みなさん「デザイン」と聞くと、とてもオシャレでしゅっとしてるものを想像されると思います。しかし本来デザインとは、情報整理という意味です。
デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味のラテン語designareである。
つまりデザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。(wikipediaより)
センスがある人にしかできないものではなく、きちんと情報を整理して組み立てればだれでも美しいデザインがつくれます。どちらかというと理系の仕事だと思っています。
今回はそんな理論をふまえて、とてもわかりやすくテクニック的なことをまとめました。初心者でも、簡単に、あっという間にオシャレに見える方法とは…
design 01
英語で小さい文字と大きい文字を組み合わせる
今、題字で使った「design 01」を見てみましょう。やっぱり日本人は、英語を圧倒的にオシャレだと思う心理があり、これが
「 デザイン 01 」
では、やっぱり様にならないのです。プロでも悩むので、やっぱり相当な技術が必要。とりあえず 積極的に英語を使っていきましょう。(現在使用させてもらっているテンプレートは元の文字設定がきれいにできててうれしい◎)
ちなみに、この題字は特殊な技を使っているわけではなく、はてなブログの「小見出し」の「80%」と「150%」の組み合わせです。
design 02
余白を大事にしてみる
デザインとは引き算だとよく言われます。
何を目立たせて、何を目立たないようにするか。視覚的に入ってくる情報の優先順位をつけることで、読む側の心理を操作しているわけです。
ただ、目立たせたいものを「赤の太字」にしても、まあ、目立つんですが…オシャレではないですよね。できれば洗練された雰囲気に見せたい…そんなときに使うのが「余白」です。
ね?目立つでしょ?
改行をたくさん入れるだけ。ね?かんたんでしょ?
design 03
漢字の並びがきれいな単語を選ぶ
私は広告デザインをずっとやっていたので、特に文字の扱いには神経質になっています。日本語講座にも近いのですが、読んで美しい文章でもあり、見て美しい文章というのが大切です。
例えば、「今日は桜が咲き始めていて、桜の木の下で団子を食べたいと思った」というようなことを書きたいとします。言葉を言い換えてみましょう。
・「桜が咲き始めていて」→
「桜の季節がやって来て」「桜が花開き」「桜のつぼみがほころび」
・「食べたいと思った」→
「たべたいとおもった」「ほおばりたいと思った」「いただきたいと思った」
どの言葉をチョイスするかは、自分が相手にどのような印象を持たれたいかによって選べばいいと思いますが、小学生にもやさしい文章が基本です。特にひらがなと漢字の割合は、何度も言葉を書き直してバランスを見るようにしています。「食べる」という言葉はなんとなく野蛮なイメージがあるので、どうしても使うときは修飾語をひらがなにしたり、「たべる」と表記したりしています。
よくわからないときは「音読」してみるとわかりやすい。口に出して違和感のあるものは、文章としてもひっかかる場合が多いです。できるだけ詰まりのない流れるような文章に組み立てることが大切です。
簡単に3つご紹介させていただきました。
表面的なテクニックだけでもさらっと覚えておけば、とりあえずは文字の羅列だけのブログにはならないのかもしれません。もっとお伝えしたいこともあるけど、今日はこの辺で。