監督署より恐い久保先生!と言われている!!
裁判の書面を書いているのであるが、気分転換に戻ってきた(笑)。
最近ベタベタの経営者側であった社労士が、俄に方向転換をするような投稿がブログでも増えてきた。
ちゃんちゃらおかしいのである。今更、労働者の味方のことのように書いても、市場社会が認めるわけがないのである。馬鹿も休み休み言えって!
自分自身が職員を牛馬のように使い、時間外労働手当も支払わない経営者たる社労士が、語ることではない。
市場社会は見極めているので、今後じり貧となって行くことだろう。
東証一部上場企業であった、ワタミは、経営権を例の過労自殺の裁判の対応を誤ったせいで、全てを他社に売却した。まさしく蟻のと言えば遺族に対して大変非礼な表現であるが、その一穴から牙城は崩れたのである。
ブラック企業の烙印を押され、もう経営陣を変えなければ、企業の存続ができないほどに追い込まれたのである。
当職の顧問先企業においても、一番の課題はいつも過重労働の問題としているのである。
特に、大企業においては、訪問する度に、必ず最新判例を伝えている次第である。当職は多数の顧問先企業もあり、また、その一方で過労死、過労自殺の労働者側の事件も引き受ける希有な社労士である。
だから、いつも常に裏表で是々非々で判断しているつもりである。
顧問先企業にも四角四面には申さないが、言うべきことはしっかり助言・指導しているつもりである。
監督署も労働調査の際にも、当職が出て行けば、むやみに突っ込まないのである。
当職は、誰よりも過労死・過労自殺の痛ましさを知っている。
だから、それらを力の限り顧問先会社にも伝えており、厳しく助言・指導する場合もある。
企業は、人で成り立っている。人材を大事にしない企業はいずれ衰退する。この当職の持論は変わらない。
当職の顧問先企業は、本当に優良で、時間外労働手当未払いなどでここ10年くらい監督署に申告されたことなどない。それでも、金銭を支払っているから良いというものではない。
過重労働は、身体・生命に危険が及ぶのである。ことが起こってから悔いても遅いのである。
だから、いつも毎回言っている。必ず言っている。大企業やそれに近い企業では、本当に真摯に役員・管理職が過重労働に対し取り組んでくれているので、嬉しい。
監督署もいきなり0人にするのは無理だろうと、認めてくれている。
短期及び中・長期的な取り組みも話して、監督署にも納得して貰っている。
その反面、先般「脳脊髄減少症」の被災労働者を昨年の11月末に9月末で遡及して労災保険給付を打ち切った件については、労災課長にも猛抗議をしたが、不支給決定を出してきたのでこれから闘うつもりである。当然に行政訴訟も辞さない覚悟である。
当職は、全てが是々非々なのである。
別段に監督署におもねる気持もないし、また、いつも闘う姿勢でもない。何が、法的に正論であるかで、態度を決めているだけである。
それは、行政も当職に限っては理解しているのではないかと考えている次第である。
岡山であれだけの顧問先企業を持っていて、単なる数ではなく、岡山の名だたる企業の顧問で行っていて、重篤な労働・労災事件で度々出てくる社労士など、岡山県社労士会では皆無であろう。
裏表をやっているのである。
それには、労働法に関する知識と経験則が必要不可欠であり、判例法理まで全て理解した上で、是々非々で判断する能力がなければならない。当職は玉木弁護士のお側にいさせて頂いたお蔭で、通常の社労士では学べないことも多く学んだのである。
業務は絶好調であるが、何分取りつかれていて、迷惑極まりないのであるが、決着をつける時期にきたと考えている。刑事告訴に全てを懸ける。
今更、方向転換をして、労働者の味方のようなブログを書いても無理である。
誰も依頼もしないし、大体、事務所職員が鼻で笑っているだろう。言うは易し、行うは難しということである。
信義誠実、その気が無い者が言葉だけ表現しても、いつかはその性根が露呈する。