福岡県志免町の飲食店で13日夜、客の男性(67)が拳銃で撃たれて負傷した事件で、県警は、銃刀法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した男について、住所不詳、自称無職の山本勲容疑者(66)と確認し、14日発表した。容疑を認め「拳銃は知人から預かった」などと供述しているという。

 山本容疑者と撃たれた男性はいずれも暴力団関係者ではないといい、県警は拳銃の入手ルートを調べる。

 粕屋署によると、山本容疑者と男性は顔見知りで、13日午後7時40分過ぎ、ほぼ同時に志免町志免3丁目の飲食店に入店。すぐに口論になり、約10分後に男性が店を出ようとしたところを山本容疑者が追いかけ、発砲したとみられる。「なめてるからこんなことになる」「殺すぞ」などと言って頭部に向けて撃ったといい、県警は殺人未遂容疑でも調べる。