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最終更新:2016年3月30日(水) 16時29分

首都圏の劇場・ホール不足問題、都知事が文科相に要請

 首都圏の劇場やホールが相次いで閉鎖や改修工事に入り、コンサートなどの会場が足りなくなっている問題で、東京都の舛添知事は、馳文部科学大臣に「大学のホールや講堂も使えるようにして欲しい」などと要請しました。

 「盛んに公演するためには場所が足りない。ここのところ相次いで劇場の閉鎖とか改修ということで、各芸術団体が問題意識を持って、何度も『なんとかしてくれ』ということであります」(東京都 舛添要一知事)

 首都圏では、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、老朽化した劇場やホールなどの閉鎖や建て替え、改修工事が相次ぎ、コンサートやオペラ、バレエなどの公演の会場が足りなくなっています。

 舛添知事は、「芸術文化の魅力を発信する拠点が失われる」などとし、馳文部科学大臣に、「大学が所有するホールや講堂なども使えるよう各大学にお願いして欲しい」などと要請。馳大臣は、大学に協力を求め、東京都など自治体と情報を共有したいと述べました。

 首都圏では、5万4000人収容の国立競技場、3万7000人のさいたまスーパーアリーナ、1万7000人の横浜アリーナのほか、渋谷公会堂などが建て替えや改修のため、現在、休業中です。(30日10:53)

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