首相 ジンバブエへのODA 本格的な再開を伝える

首相 ジンバブエへのODA 本格的な再開を伝える
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安倍総理大臣は、アフリカ南部ジンバブエの世界最高齢の首脳、ムガベ大統領と会談し、経済の再建を支援するため無償資金協力を行うなど、ジンバブエへのODA=政府開発援助を本格的に再開する考えを伝えました。
安倍総理大臣は28日夕方、総理大臣官邸で、ジンバブエの世界最高齢の首脳で92歳のムガベ大統領と1時間余り会談しました。
冒頭、安倍総理大臣は「アフリカの長老で、日本の古い友人でもあるムガベ大統領の訪問を契機に、両国関係をさらに発展させたい」と述べたのに対し、ムガベ大統領は「今回の訪問は両国関係をさらに豊かにするもので、日本からの投資にも関心を持っている」と応じました。
そして安倍総理大臣は、欧米諸国が「ムガベ大統領の統治は強権的だ」として科していた経済制裁を緩和したことを踏まえ、ジンバブエの経済の再建を支援するためとして、去年に続いてことしも無償資金協力を行うなど、ODA=政府開発援助を本格的に再開する考えを伝えました。
さらに両首脳は、ことしアフリカで初めて開催されるTICAD=アフリカ開発会議の成功に向けて協力していくことで一致したほか、日本の常任理事国入りなど国連安全保障理事会の改革実現のために連携していくことも確認しました。