小説、アニメ、ゲームと様々なメディアで展開し、今なお根強い人気を誇る『ソードアート・オンライン』(以下、SAO)。劇場版アニメや最新ゲームなど注目の話題が尽きない中、2016年3月13日(日)に開催された「ゲームの電撃 感謝祭2016&電撃文庫 春の祭典2016&電撃コミック祭2016」では秋葉原UDXにてスペシャルステージが行われました。
本稿では、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』、PS4&PS VITA用ゲーム『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』、そしてIBMとの衝撃のコラボ『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』など、最新情報の一部が垣間見えた本ステージをレポートでお伝えしていきます。ステージには松岡禎丞さん(キリト役)、日高里菜さん(シリカ役)、川原礫さん(原作者)、足立慎吾さん(キャラクターデザイン)、三木一馬さん(アスキー・メディアワークス)らが登壇し、ここだけしか聞くことのできない貴重な話題が飛び交っていました。
■ 劇場版、シリカの出番は……?
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』のPVが上映されると、司会を務める日高さんと三木さんが登壇。「みなさんも楽しみですよね!?」と日高さんが会場に声をかけると、大きなレスポンスが巻き起こります。会場の期待が高まる中、司会のお二人の誘導で、松岡さん、川原さん、足立さんが登場。
「今日も頑張っていきます!」と松岡さんが挨拶すると温かい拍手でファンも後押し。さらに川原さんが「松岡さん、声優アワード・主演男優賞おめでとうございます!」とホットな話題を持ち掛け、会場はお祝いムードに包まれていました。
そんな中、まず始めは『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』最新情報のコーナーへ。サブタイトルになっている“オーディナル・スケール”とは、AR型情報端末“オーグマー”を使用したデバイスを使った作品上のARMMO RPGのことだと足立さんは語ります。川原さんによると、今までの『SAO』ではレベルによって変動していたステータスなどの“基数”がゲームでの重要な数値になっていましたが、劇場版のストーリーではゲーム内ランキングの順位によってステータスが変わる“序数”がキーワードになってくるとのこと。“序数”が重要視されるとなると、熾烈なランキング争いが起こりそうな予感です。
「キリトたちの衣装も変わっていますね」と日高さんがコメントすると、「日高さん、鋭いですね」と三木さん。“オーディナル・スケール”は新たなゲームとなるので衣装がチェンジになるようです。そしてここで、キリトとアスナのキャラクター設定イラストが公開に。川原さんを含め、スタッフ陣のオーダーから足立さんが描き起こしたそうで、満場一致の仕上がりになっているようです
しかし、「シリカがいませんよ!」と日高さんがツッコミを入れます。日高さんはシリカの出番が少ないのがアニメシリーズから気になっていたようで、悲しそうな姿を見せます。そんな日高さんを見てか、特別に劇場版のシリカ設定画も公開! これにはシリカファンから絶大な声援が上がっていました。
また、足立さん制作の新キービジュアルは現地時間3月26日にアメリカ・シアトルで開催されるイベント「Sakura-con 2016」にて公開予定。日本でも公式サイトなどで順次発表されるそうなので、見逃さずにチェックしましょう。さらにAnimeJapan2016では限定特典付前売券がアニプレックスブースにて販売されることが決定。特典はキービジュアルB2ポスターです。AnimeJapan2016にお越しの方はお見逃しなく。
■ ゲーム最新作のPVも初公開!そして、倍率は500倍!? IBMとのコラボ情報が明らかに!
ここからはゲーム『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』のコーナーへ。一緒にゲームの紹介を行ってくれるのはバンダイナムコエンターテインメントの二見鷹介プロデューサーです。そして、初公開となるPVが上映。
このPVには新キャラクターでもあるプレミアの姿が。CVは巽悠衣子さんということも明らかに! 日高さんはすでにゲームの収録は終えられたそうですが、松岡さんはまだ終えられていないそうです。それもそのはず、キリトのボイスはかなりの数で、収録は十数回に渡っているそうです。
『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』は2016年秋発売予定。こちらも期待して待ちましょう。
ラストはお待ちかねの『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』のコーナーです。制作協力のIBMから山口さんと、企画・制作を担当する1→10の小川さんをお招きし、最新情報が公開されていきました。
『SAO』の世界は近未来の技術の集大成でできており、その世界を現在の最新技術で作り上げるというものが『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』プロジェクト。ステージでは現在公開できるギリギリの情報が発表されていきました。
VRMMOシステムα版テストユーザーには『SAO』で登場したナーヴギアのプロトタイプ版を使用してもらい、実際に『SAO』の世界観を体感してもらう予定とのこと。ユーザーが最初に訪れることになる“はじまりの町”のビジュアルも公開されていました。
ユーザーを案内するのは“コグ”と呼ばれるユイの原型となるナビゲーター。CVはもちろん伊藤かなえさんです。
さらに詳しいゲームシステムの紹介が行われる予定だったのですが、スライドに表示されたのは、まさかのラフ画! これには会場も大爆笑です。どうやら実際に体を動かして攻撃や防御、ソードスキルの発動などができるようです。
問い合わせは日本に留まらず、アメリカ、中国、スペイン、フランス……などなど世界中から注目されているプロジェクト。α版テストユーザーの申し込みは10万件に迫り、その倍率は約500倍にもなっているそうです。一体どんな世界が広がるのか続報に期待しましょう。
といったところで、ステージも終了の時間へ。最後に登壇者から会場のファンへメッセージが贈られ幕を閉じました。広がり続ける『SAO』の世界は留まることを知りません。これからどんな展開が待ち受けているのか、片時も目を離さずチェックしていきましょう!
■『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』
○2017年劇場公開
○原作者:川原礫書き下ろし完全新作ストーリー
【スタッフ】
原作・脚本:川原 礫(電撃文庫 刊)
監督:伊藤智彦
キャラクターデザイン原案:abec
キャラクターデザイン:足立慎吾
音楽:梶浦由記
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
製作:SAO MOVIE Project
全世界シリーズ累計1,670万部発行の大人気小説
【キャスト】
キリト:松岡禎丞
アスナ:戸松遥
■作品解説
『AR(拡張現実)型の新端末《オーグマー》、次なる舞台《オーディナル・スケール》でキリトたちを待ちうける運命とは---』
《オーグマー》
小型のヘッドホンのような外見の次世代ウェアラブル・マルチデバイス。そのコンパクト性はVRマシン≪アミュスフィア≫をはるかに凌駕する。フルダイブ機能の代わりに、AR(現実拡張)機能を最大限に広げた。覚醒状態の人間に視覚・聴覚・触覚情報を送り込むことが可能で、フィットネスや健康管理をゲーム感覚で楽しんでいるユーザーも増えている。
★新端末:オーグマーのデザインや設定画などの新情報は現地時間3月25日(金)~27日(日)にアメリカ・ワシントン州、シアトルで開催される「Sakura-Con 2016」にて解禁予定!
※原作者・川原礫、キャラクターデザイン原案・abec登壇予定
《オーディナル・スケール》
《オーグマー》専用ARMMO RPG。最新技術を用いた次世代的ゲームとして話題となり、発売と同時に世間を席巻した。現実世界をフィールドとして、各所に出現するアイテムの蒐集、モンスター討伐などを経てプレイヤーの≪ランク≫を上げていく。《オーディナル・スケール(OS)》の特徴はこの《ランキング・システム》で、全てのプレイヤーのステータスは、基数(カーディナル数)ではなく序数(オーディナル数)であるランクナンバーによって決定される。ゆえに、ランク上位のプレイヤーには圧倒的な力が与えられ、ソロのPvPにおいては、ランクの順位が勝敗の大きな要因となる。
>>『ソードアート・オンライン』公式サイト
>>『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』公式サイト
>>『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』公式サイト
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