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1歳女児死亡は揺さぶられ原因か 伯父不明で捜査、母からは覚せい剤陽性反応
東京都江戸川区の住宅で意識不明の状態で見つかった女児(1)がその後死亡し、警視庁が司法解剖したところ、強く揺さぶられることで脳を損傷する乳幼児揺さぶられ症候群の可能性があることが20日、捜査関係者への取材で分かった。当時、住宅で一緒にいた40代の伯父と連絡が取れなくなっており、小岩署などが傷害致死の疑いもあるとみて捜査するとともに伯父の行方を追っている。
捜査関係者によると、女児は母親と伯父、姉(13)、兄(2)の5人暮らし。16日午後2時に母親が外出して以降、自宅には伯父と女児の2人きりだった。同日夜、帰宅した姉が台所でうつぶせで倒れている女児を見つけ119番通報。女児は病院に搬送されたがまもなく死亡が確認された。同庁の司法解剖で、女児はくも膜下出血を発症していることが判明。揺さぶられ症候群の可能性があると判断された。
姉の帰宅時に伯父は不在だったが、その後、千葉県内から母親に一度連絡があり、職場にも「しばらく仕事にいけない」と伝えていたという。
また、自宅内からは覚醒剤の吸引器具が見つかったため、母親の尿検査をしたところ陽性反応が出たため、同庁が覚せい剤取締法違反容疑で母親を緊急逮捕した。同庁は家庭の状況も調べている。