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元社員２人がおよそ２億円を着服していたＮＨＫの子会社「ＮＨＫアイテック」に対し、東京国税局は所得隠しを指摘して重加算税を含め７０００万円余りを追徴課税しました。

ＮＨＫアイテックでは去年、東京国税局の税務調査の過程で元社員２人が不正な発注を繰り返し、およそ２億円を着服していたことが明らかになりました。
関係者によりますと、東京国税局はＮＨＫアイテックが長年、不正を見抜けずおよそ２億円を経費として申告していたことが所得隠しに当たると指摘し、重加算税を含め７０００万円余りを追徴課税したということです。最終的な納税額は地方税なども合わせおよそ１億１０００万円になる見通しだということです。
ＮＨＫアイテックは「内部統制を強化し、組織体制の見直しなど抜本改革を行い、信頼回復に向けて取り組んでまいります」とコメントしています。