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【北朝鮮情勢】飛翔体は中朝国境付近に落下 中国が反発可能性も 「米国は敵視政策撤回すべき」と核安保サミットも牽制

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飛翔体は中朝国境付近に落下 中国が反発可能性も 「米国は敵視政策撤回すべき」と核安保サミットも牽制

 【ソウル=藤本欣也】北朝鮮が29日、短距離の飛翔(ひしょう)体を発射した。18日にノドンとみられる中距離弾道ミサイル2発を日本海に発射するなど、今月に入り、ミサイルや新型多連装ロケット砲の試射を相次ぎ行っている。今回は内陸部に向け発射されており、韓国軍関係者は「命中度を高める狙いがある」と分析する。

 聯合ニュースによると、今回落下したのは中朝国境から60~70キロしか離れていない地点とみられ、中国が反発する可能性もある。

 米ワシントンで3月31日に始まる核安全保障サミットや、同日の開催が決まった日米韓首脳会談を牽制(けんせい)する思惑も指摘されている。

 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮メディアは28日、同サミットについて「無駄な謀議を繰り広げるのは犯罪行為だ」と非難。「米国は(対北)敵視政策撤回など現実的代案を見いだすべきだ」と要求した。

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