Photograph by Maciej Kucia(AVGVST) L→R YUIMETAL SU-METAL MOAMETAL
激しいヘヴィメタルと持ち前の可愛らしさを武器に世界で戦う「BABYMETAL」の存在をあなたはご存知だろうか?
「カワイイメタル」というまったく新しいジャンルを作り出した、新感覚のメタルダンスユニット。国内外のライヴハウスやフェス会場で着々とフォロワーを増やし、今年4月2日にはイギリスのウェンブリーアリーナで日本人初の公演が決定、ワールドツアーを経た後にはなんと東京ドーム公演が決まっているというから驚きだ。
もはや世界的事象となりつつあるBABYMETALの人気の秘密と、オフステージは若干10代の女の子である3人の素顔に迫ってみた。
—まず、BABYMETALとはどんなグループなのでしょうか。
SU-METAL:カワイイとヘヴィメタルの融合です。楽曲やライヴ、衣装も含めてBABYMETALという新しいジャンルを作って広めていこうというコンセプトのもと活動しています。メタルを初めて聴いた人でも馴染みやすいような、今までにない楽曲になっているんじゃないかと思います。
—確かに、聴きやすいし歌いやすいですよね。海外で受けている理由もそういったことなのでしょうか?
SU-METAL:海外でも、皆さん最初は口をポカーンって開けて見てますよ。笑ってる人もいるし。でも、なんか新しい感覚っていうんですかね。女の子が激しい音楽で歌ったり踊ったりしていることを面白いって思ってくださる方がたくさんいるのかなって。
—世界中でフォロワーが増えていく実感はありますか?
MOAMETAL:ありますね。ライヴをするたびに会場のキャパシティが大きくなるというのもあるけど、フェスだと特に、最初は興味がなかった人が変化していく様子が分かるんですよ。ライヴの後半になるにつれて皆がどんどんキツネサインを掲げてくれたり、「BABYMETALがライヴをやってる」って途中から覗きに来てくれたり。ステージからそういう光景を見てると、「BABYMETALの良さがちょっと伝わったのかな」って嬉しくなります。
—お客さんの層はどんな感じですか?
SU-METAL:最近は年齢層も広がったし、女性も増えた感じがします。あと、小さい子がコスプレをして来てくれたりとか。家族連れもいますよ。
—家族で楽しめるヘヴィメタルって新しいですね。
SU-METAL:海外のライヴでよくお父さんが小さい子を肩車してる光景を見るんですよ。「大丈夫かな!?」って毎回ヒヤヒヤしてます(笑)。めちゃめちゃ可愛くて癒されてるんですけどね。
—生粋のメタルヘッズの人たちもBABYMETALのファンの中にはいますか?
SU-METAL:たくさんいます。2014年にドイツのケルンでライヴをした時、最初メタルTシャツを着てタトゥーがガッツリ入った、いかにもな感じの人ばかりですごく不安だったんですけど、笑顔で「リンリンリン♪」って一緒に歌ってくれたりして。そのギャップにキュンとしましたね(笑)。
—ライヴ映像を見ると激しいモッシュが起こったりしていますが、戸惑いはありませんでしたか
MOAMETAL:やっぱり最初の頃は戸惑いましたよ。ワンマンライヴは自分達を好きな人だけが観に来てくれてる安心感がありますけど、海外のフェスでは特に、メタリカとかアイアン・メイデンのようなメタルバンドを好きな人達が私たちのことを「どんなモンなんだ?」みたいな感じで見てるんですよ。それでちょっと不安になったりしたけど、最近ではその人達を盛り上げることが楽しくなってきて。アウェイな場所がすごく好きになりました。
SU-METAL:そういうアウェイな会場ほど、盛り上げることが出来ると嬉しいですね。初めて見た人の心を動かせたんだなって。
BABYMETALのトレードマーク【FOXサイン】は、実はヘヴィメタルを知らなかった彼女達がメロイックサインを間違えて覚えてしまったのがきっかけだった。Photograph by (C) Amuse Inc.
—フォロワーが増えると同時に国内外のメディアで取り上げられる機会が多くなったと思いますが、中には批判的な意見もあると思うんです。それに対してはどう受け止めていますか?
SU-METAL:新しいことをすると反対意見が出るのは当たり前だし、逆に皆が賛成でもちょっと気持ち悪いじゃないですか(笑)。BABYMETALが注目され始めた頃は「何この子達?」とか言われてたけど、そういう風に言われるのも注目されてる証拠だし、「面白い」って思ってもらえたら、それでいいんですよね。見る人に影響を与えたいっていつも思っているので、それで成功なんだと思っています。
—大人ですね(笑)。批判も全部受け入れる?
SU-METAL:そうですね。そういうことがあるから「よし、やってやろう」って思えます。
YUIMETAL:気候や標高によって環境がガラッと変わるので大変ですけど、その国の美味しい食べ物とか、そういう名物を3人でたくさん食べてパワーをつけてるようにしています。
—言葉が通じなかったり、不便があるのは気にならない?
YUIMETAL:あまり気にならないですね。
SU-METAL:もっと喋れるようになりたいなとは思いますけど、不便とは思わないですね。言語の違いも含めて、いろんな世界が見れて、いろんなことを経験できるのは幸せなことなので。
YUIMETAL:日本では普通、買い物したらお会計して終わりじゃないですか。それが、海外だと「どこから来たの?」とか店員さんがフレンドリーに話しかけてきてくれるんですよ。そういうのがすごく楽しい。
MOAMETAL:唯一大変なのは時差だけど、それすらも楽しんでます。時間がちょっと戻ったら「得した気分だね」って(笑)。このメンバーでいれば何でも楽しいし、幸せだなって思えるんですよね。
絶対的存在【キツネ様】からのお告げにより活動しているというBABYMETAL。彼女達いわく「キツネ様には予知能力があるのかも…!」らしい。Photographby Taku Fujii
—最後に、世界を舞台に活動するにあたって、BABYMETALが目標としていることって何なのでしょうか。
SU-METAL:もともと音楽が好きだったというのもあって、音楽の力で誰かを笑顔にできるような存在になりたいって昔から思っていて。それから数年経ち、今BABYMETALとしていろんな国に行っていて、音楽があれば国とか言葉の違いなんて関係無く1つになれると改めて気づくことができた。そういう意味では、自分の夢に一歩近づけているのかなって思います。
MOAMETAL:海外のツアーを通して音楽は世界共通だということを学んで、すごく小さな力かもしれないけど、BABYMETALが世界をつなぐ架け橋になっていきたいです。
YUIMETAL:2人が言うようにBABYMETALの音楽って国境とか言語の壁を越えてみんなで1つになれるものだと思うので、この先も自信を持ってBABYMETALの輪を広げていきたい。最初は小さい力かもしれないけど、全部合わせたら大きな力になると思うので。最終的には、世界中のみんなで1つになれたらいいなと思っています。 New Album 「METAL RESISTANCE」 Trailer
写真左:初回生産限定盤/右:通常盤
2016年4月1日(FOX DAY)リリース
NEW ALBUM『METAL RESISTANCE』
【初回生産限定盤】TFCC-86545 ¥3,241+tax
DVD: TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2015[2015.5.24]
01.メギツネ 02.いいね! 03.Catch me if you can 04.ヘドバンギャー!! 05.Road of Resistance 06.ギミチョコ!! 07.イジメ、ダメ、ゼッタイ
【通常盤】TFCC-86546 ¥2,315+tax
Official Site
http://www.babymetal.jp/
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