2歳の長女衰弱させた疑いの夫婦 処分保留で釈放

2歳の長女に十分な食事を与えずに衰弱させた疑いがあるとして逮捕された、北九州市のいずれも24歳の夫婦について、福岡地方検察庁小倉支部は食事をさせなかったことが立証できなかったとして、29日、処分保留で釈放しました。
北九州市八幡西区のいずれも24歳の夫婦は、ことし1月までのおよそ7か月にわたって2歳の長女に十分な食事を与えずに衰弱させた疑いがあるとして、今月8日に警察に逮捕されました。
両親は「食べさせようとしたが、吐いてしまった」などと容疑を否認していました。
これについて、福岡地方検察庁小倉支部は「長女は低体重児で生まれ、体が弱く、両親が食事をさせなかったことが立証できず、これまでのところ起訴する証拠が得られていない」として、勾留期限の29日、夫婦を処分保留で釈放しました。
長女には2人の兄弟がいて、それぞれ北九州市の児童相談所に一時保護されていて、今後、児童相談所が親元に帰すかどうか判断することになります。