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 2歳の長女に十分な食事を与えず衰弱させたとして、福岡県警は8日、北九州市八幡西区三ツ頭2丁目のとび職山田祐太(24)と妻楓(かえで)(24)の両容疑者を保護責任者遺棄致傷容疑で逮捕し、発表した。祐太容疑者は「納得できない」、楓容疑者は「きちんと食事は与えていた」と容疑を否認しているという。

 折尾署によると、両容疑者は昨年6月から今年1月15日ごろの間、長女に十分な食事を与えず、必要な医師の診断も受けさせずに衰弱させた疑いがある。

 1月11日に北九州市子ども総合センター(児童相談所)に匿名の通報があり、保健師が訪問。15日に確認したところ、長女の体重は平均の半分以下の5キロで、衰弱して歩けない様子だった。暴力を振るわれた様子はないという。