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「地元葬」2月に初利用者 首都圏で死亡 小松出身の男性

 首都圏で亡くなった小松、加賀両市の出身者に地元で葬儀を挙げてもらおうと取り組む小松加賀環境衛生事務組合は、二月中旬に神奈川県で亡くなった小松市出身の男性=享年五十七=の葬儀と火葬を実施したと発表した。

 同組合によると、首都圏では火葬場不足で一週間から十日間ほど火葬に時間がかかる。最後のお別れを生まれ育った地元でしてもらおうと昨年七月から市内の斎場での火葬や葬儀の受け入れを東京県人会の広報などを通してPRしてきた。

 今回は首都圏からの初めての受け入れで、市内に住む男性の父親が地元での葬儀、火葬を希望。市内の葬儀会社の霊きゅう車で首都圏の病院から小松加賀斎場さざなみ(小松市日末町)まで遺体を搬送した。

 さざなみでは、十二歳以上の場合に小松、加賀両市内の人の火葬炉、告別室の利用は二万円、両市外では五万五千円かかる。同組合によると一般的には、遺体の搬送料は陸路では一キロ五百円ほど、空路で首都圏の病院から羽田空港を経て小松空港までの搬送には十五万円ほどかかるという。 (谷大平)

 

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