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【大リーグ】

青木、開幕へ着々 オープン戦3度目のマルチ安打

2016年3月30日 紙面から

ロイヤルズ戦の1回、一塁内野安打を放つマリナーズの青木=ピオリアで(社英夫撮影)

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◇マリナーズ6−4ロイヤルズ

 【ピオリア(米アリゾナ州)穐村賢】大リーグは28日、当地などでオープン(OP)戦を行い、マリナーズの青木宣親外野手(34)は古巣ロイヤルズ戦に1番左翼で出場し、3打数2安打だった。試合は6−4で勝った。カブスの川崎宗則内野手(34)はエンゼルス戦で6回から三塁の守備に入り、2打数無安打。連続試合安打は8で止まった。チームは9回、8−8で引き分けた。

 青木が技巧派打ちで開幕に向けた調整の順調さをアピールした。この日の相手は抜群の制球力を武器に2013年に15勝をマークした右腕メドレン。第1打席に自慢の快足で一塁内野安打を記録すると、第2打席では外角高めの直球を左前にはじき返して今OP戦3度目の複数安打を記録した。

 「自分のいいものを追究したい」と、それぞれの打席でフォームを微妙に変えるなど調整に余念のない青木は「久しぶりにコントロールがいい、コンビネーションで抑える投手とやれたので良かった」と実績のある右腕攻略に満足げの様子だった。

 初回の出塁後には、次打者の3球目に二塁へスタート。相手捕手の好送球に阻まれてアウトになったものの、「とにかく走ろうと。キャッチャーの肩が良かったし、公式戦になればデータも入ってくる」とスタートのタイミングを計れたことに収穫さえ感じているようだった。

 開幕まで残り1週間を切った。自身の打撃については「基本の形はできている」と口も滑らか。開幕に向けてキャンプの疲労を取っていく作業も必要となるが「トレーニングとかランニングの頻度。その辺を調整しながらになっていく」とメジャー5年目ならではの余裕を感じさせた。

 

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