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【プロ野球】

大谷1号3ラン 自身最多の5打点

2016年3月30日 紙面から

日本ハム−オリックス 5回裏無死一、二塁、大谷が左越えに3ランを放つ=札幌ドームで

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◇日本ハム13−3オリックス

 日本ハムが先発全員安打を含む毎回の17安打で大勝した。1回に中田と大谷の犠飛で2点を先取。5−0の5回は大谷の3ランで突き放し、6回には失策にも乗じて一挙5点を奪った。オリックスは西が5イニング8失点と崩れた。

 開幕戦から中3日。日本ハム・大谷が打者としては“快幕”だ。「6番・指名打者」で、今季野手初出場。今季1号アーチを含む2安打、自身最多の5打点をマークした。お立ち台に上がり「僕自身、悔しい思いもありました。なんとかバットで晴らせてよかった。スッキリしました」と頬を緩ませた。

 1打席目に中犠飛を放ち初打点。これぞ大谷という打撃は3打席目だ。5回無死一、二塁。右足を挙げ、思い切り振り抜いた直球を左翼方向へかっ飛ばした。チーム1号は中田でもレアードでもなく二刀流。「もともと左中間が基本の打撃なので」と誇らしげに振り返った。

 今年は二刀流反対論者を納得させる結果を残すと誓う。昨季は打率2割2厘、5本塁打と自己ワーストの成績。シーズンオフの鎌ケ谷での自主練習中、栗山監督と面談を行った。

 「結果を出さないと使えないんだ」。指揮官にも一つに絞るべきと批判の声が耳に届く。結果を出さないと二刀流消滅の可能性もあると打ち明けられ、大谷は米キャンプから投手練習の合間にもマシン打撃を続けてきた。猛練習の成果が出た。

 今年への手応えについて「コースを絞ったり、配球パターンが頭に入ってきた」と自信も芽生えてきた。4年目の大谷は野手としての出場機会を増やす方向。二刀流、真価を問われる1年だ。(水足丈夫)

 

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