1999/08/03 3:27:27 AM
先月30日のライブに来てくれた人、どうもありがとう!少し気合の方が先走って、「25歳大人」のライブにしては落ち着きのないものになってたかもしれない。今回は出番が最後だったので、待ち時間が長かった。「逆リハ」と言って本番の順番とは真逆でリハーサルをする。つまり、出番が最後だと入り時間が一番最初になるってこと。来てくれた人も長い間待ったと思うけど、僕らもウズウズ待ってた。おかげで昭仁は出たとたんに客席に水を吹きかけるという、いつもの昭仁じゃないくらいのテンションになってたみたいです。ライブの後半に水をかけるっていうのは、昔からやってたけど。僕も熱くなってギターを弾いてたのに、昭仁が撒き散らした水がギターにかかって一瞬、素に戻ったのを思い出す。
1999/08/05 3:17:00 PM
うっ、気持ち悪い。昨日、プロモーションビデオの打ち合わせの後、飲みにいったから。この時間まで気持ち悪い。正しいロックンローラーの生活。飲んで帰ってきてメロンジュースを飲むと、気持ち悪さが倍増することも学習しました。ということで、そろそろ、プロモーションビデオのコンセプトも固まりつつある。今から楽しみ。・・・シャム・シェイドのライブに行って来たこととか、いろいろ書きたいが、何度も言うように気持ち悪いので今日はもう止めよう。
1999/08/07 6:01:22 PM
上の5日のダイアリー・・、気持ち悪いなら、書かなきゃいいのに。反省。さて、30日のAREAでのライブのアンケートを見た。いつもは「ポルノグラフィティのアンケート」というカタチで配ってるから、僕らをいいと思ってくれた人は書いてくれる。逆に気に入らなかった人は、最初からアンケートを書いてくれないので、後で見ると「僕らはなんて素晴らしいライブをしたのでしょう」ってアンケートばっかりになることが多い。しかし今回はイベントに出た僕らを含めて7組に、順位をつけるというカタチのアンケートだった。ポルノグラフィティに1位をつけてくれたのを見ると当然うれしい。当然7位をつけた人もいて、なんか新鮮だった。残念だったのは、1位のグループに意見を書く欄はあったけど、7位に意見する欄がなかったこと。聞きたい!断っておくけど、怒ってるわけでも、うぬぼれてるわけでもありません。ただ、アンケートを書く人が7組中4位のグループに対してより、7組中7位のグループに対してのイメージの方がはっきりしてるよね?(悪いイメージとしても)ドベじゃもん。それを聞きたい。絶対、参考になるで。そこを直すかどうかは別として。まあ、実際に聞くと、ただ「気持ち悪い」とか言われるかもしれんけど。結論として、7位ばっかりじゃ困るけど、3位4位ばっかりの中途半端はもっとイヤ、ということでした。「子供からお年寄りまで、みんな大好き、僕らの欽ちゃん」よりナイジェル・マンセルでいこう
1999/08/08 5:15:36 AM
今まで日記というものを書いたことがなかった僕が、このダイアリーを書き始めて発見したことがある。日記って誰よりも自分がおもしろい。たかが2ヶ月前のを読み返しても、心境の変化はある。ということで、デビュー1ヶ月前の今日、どんなことを思ってるか、デビュー日の僕やその後の僕に書きたいと思う。
今一番考えるのは、音楽をもっと楽しみたいということ。もちろん、今なりに楽しんではいるけど、鼻水たらして「バービーボーイズかっこええよのぉ」って言ってた中学生の時とは楽しみかたが当然違う。高校に入って読めない譜面を「ド・・レ・・ミのフラット・・」っていちいち数えてた時よりは、いくらかギターもうまくなったけど、そのころより音楽を楽しんでるかと言えば簡単には答えられない。また違う楽しみだということもできる。同じように玉や昭仁と最初にバンド始めた時の感じと、職業としてバンドを選んだ今、アイツらとの関係もやっぱり変化はしてる。良くも悪くも。でも会えて良かったなと、今は思えるのでまだ大丈夫。くさい話はヤなのでやめる。こんなことを全部ひっくるめて「大人って、けっこう楽しい」って思えてる自分がいる。中学生・高校生・ポルノグラフィティを始めた時と、何も考えずに楽しかった時代もあるけど、それに返りたいかといえば遠慮する。だって大人も楽しいもん。で最初に戻ると、音楽をもっともっと楽しめるようになったら、僕の大人時代はもっともっと楽しめるんじゃないかと考えてる。このダイアリーは読んでくれる人がいるということを前提に書いてるわけで(それもおかしな話だけど)、その中には「そう思えるのは、お前がデビューだなんだと騒いでるこの時期だけよ!」と言う人もいるかもしれない。そうかもしれない。でも、大人になるのがあんなにヤだったのに、いち時期でもそう思えてることがなんか嬉しい。ロックの歌詞には大人とそうじゃない若者のあいだに、致命的な境界線を引くことが多いけど、すこし違った歌詞も書けそうだというのを、今日の読んでもらうにはあんまりおもしろくないダイアリーの結論としとこう。
1999/08/17 11:18:01 PM
いそがしいぞ!このやろう。寝る時間どころか、ご飯食べる暇もなかったぞ!今日だけでTV・雑誌の取材5本。気分は売れっ子、でも帰りはバス。9月8日にはじけるように、精一杯風船を膨らましてる感じ。で、昨日のプロモーションビデオの撮影の報告。朝11時スタジオ入り。遠いスタジオだったので、起床は9時。僕にしてみれば不健康な起床時間のため、スタジオに入るまで寝ぼけてた。それがスタジオに組まれたセットを見たら、そりゃ目も覚めるさ。すげえもん。まだ公開してないビデオのネタばらしをするみたいな、ナンセンスなことはしたくないのでイメージで書く。ズボンの後ろポケットから、忘れてた5千円札が出てきた感じ・・、分かりにくいか・・・。痩せがたの女の子を期待せずに脱がしてみたら、あれ?胸、結構でかいじゃん!って感じ。うん、これ。要するに期待以上に大がかりで、手のこんだセットだった。それにスタッフの方30人くらい!「アポロ」4分20秒のために!ポルノグラフィティのために!この狭いワンルームマンションで書いたアポロの歌詞を、映像化するために!!熱いことを書くのはヤだけど、これで「意気ニ感ズ」じゃないと人間大失格じゃね。そして、撮影時間20時間!僕らもスタッフの方もフル稼動。そしてポルノグラフィティ・デビューシングル「アポロ」プロモーションビデオ(編集前)ができあがった。耳の中にココアときなこを混ぜた粉を入れたりしながらね。実際に見てもらえるまでは、ヒントになるようなことは書きたくないので詳しい裏情報は後日に譲る。もったいぶってるわけじゃない。純粋に映像のインパクトを楽しんで欲しい。そういう僕も、本物の映像はほとんどみてないけど。でも、ちょびっと見た映像をこう編集するんだと説明をうけたら、プロモーション用じゃなく作品として面白いなってことぐらいは僕にも伝わってくる。うん、もったいぶってる。ちなみに撮影には待ち時間もある。セットチェンジとか照明のセッティングとかで。その間じゅう、新井さんが持ってきてくれたプレステをメンバー3人でやってた。新井厚太25歳夏、素晴らしい気のききように感動した。野球のゲーム。これは僕が圧倒的に強く昭仁のオリックスも、玉のナムコスターズも、我が広島カープの敵ではなかった。はっはっは。そう自慢したかっただけだけど。けど、その後やったサッカーはハンディもらったのに昭仁に負けた。くそっ!そのうち本間さんも加わって朝までウヒャウヒャやってた。こんな34歳になりたいと思った、シンドウハルイチ24歳夏でした。
1999/08/23 2:07:40 AM
プロモーションビデオの編集したやつ見た。うん。ハートマークの出し方がわかったら5つくらいつけたい勢い。うーーん、見てもらいたい!今日、そのビデオの編集スタジオに行って、驚いた。イメージではテレビが何台もあって、その横にビデオデッキがウィーンと動いてて、煙草の煙とヤニがこびりついてる職人の仕事部屋みたいなのを想像してたら、まるで違った。もうハイテク万歳みたいなかんじ。すべてコンピューター。ガンダムのコクピットみたい(まあ、今回のPVはコンピューターを駆使してるこそできる場面もあるんだけどね。ウヒヒ)。デジカメ持ってくの忘れたんよね。みんなにも見せたかった。どんなスタジオだったかを。最近自分が驚くことがあると、このホームページに載せたくなるクセがついてる。撮影の時は忘れず持っていってて、いっぱい撮ってるけどね。まだ見せれない。で、撮影のときも、その作業の細やかさにはびっくりしたけど(ワンシーン、ワンシーンの照明を決めるのにも、ほんと神経と時間をかける)、編集もとびきり細かいね。これとこれと繋いで、じゃないもん。そう単純じゃない。前にも書いたけど、「アポロ」4分20秒のPV編集に何日かけるの?っていうくらい。あーー!!キーボード押す手がムズムズする。はっきり書きたい!でも、見てもらうまでは書かない。もう少し待ってください。ちなみに昭仁はミドレンジャー。ついでに2・3人。僕や玉も2人くらい。意味が分からないでしょうが・・・僕のウキウキ度合いが伝わればいいというだけの、もったいぶったダイアリーでした。
1999/08/26 11:38:16 PM
最近、刺激に関して慣れてきた。雑誌の取材もTVの収録も、2ヶ月前に比べて刺激という意味で慣れてきた。「デビューもしてないのに」と言われるかもしれない。このホームページは、ポジティブな事ばかりかいてたら、誰からも文句は言われないんだろうけど、僕の本音を表現するために作ったホームページだから、本音を書いて例えば事務所に文句言われるようだったら、いつでもホームページなんてやめてやる。かといってネガティブなことを書こうとしてるんじゃない。ただ、たぶん僕に限らず人間て、どんな事にも慣れてくよね。一日一億円ずつ使っていっても死ぬまでに使い切れないほど金持ちのビル・ゲイツが毎日夜も眠れないほどの幸福感を感じてるかといえば、そうじゃないだろうし。本当に大好きな彼に失恋した人でも、1ヶ月間泣き続けることなんてできないだろうし。1週間だって無理でしょ?同じようにデビューということだけで、ずっといい気分ではいられない。大きな意味で言えば、刺激に慣れてきたって言うのはそういうこと。逆に因島の高校時代の僕だったら、雑誌の片隅にちょこっと自分の名前がでるだけで、すげえ喜んだだろうし、「ハルイチさん、かっこいい」なんて言われれば、もうそれを思い出してご飯三杯は食べれたと思う。。だから、日常を日常として受け入れてしまったら、日常はつまんなくなる!ということ。おっ?禅問答みたい。で、結局刺激は自分で作んなきゃと考えた。例えば雑誌の取材でも、自分自身が昨日より1ミリでも変わってたら、少し変わったことが話せて自分の刺激になるのだろう、と考えた。やっぱり自分自身のモンダイ。そうじゃないとポルノグラフィティに飽きるもん。悪い意味でのマンネリ。僕にとってのポルノグラフィティはそうであってはいけない。あーあっ、また前歯キラリンの前向き青春日記になってしまった。残念。最後に僕の最近の野望についてお話しよう。そのうちCGでPVをつくる!僕が。そのうち。
(訂正:上記8月23日の「昭仁はミドレンジャー」は、正しくは「僕らみんなミドレンジャー!イエーイ」です。深くお詫び申し上げます。)
1999/08/31 11:54:47 PM
今日はTVの収録。はじめてお笑いの人たちとのトークでおもしろかった。もともと僕らのしゃべりのぎこちなさを憂いたスタッフの人たちが、それを鍛えるために始めたラジオのせいで逆に最近、こういうTVの収録や雑誌の取材でウケないと不安に思う体質になってきた。考えてみれば、僕らミュージシャンなんで別に笑いが取れなくても、音楽を聴いてもらえればそれでいいはずなのに。まぁもとから、しかめっ面で音楽を語るより、オリャーってしゃべるほうが僕らにあってるので、それが楽しいんじゃけどね。ただ番組中うしろに立ってた女の子達と全く接触できなかったのは心残りではある。そんな雰囲気じゃないんじゃもん。冗談です。そんな余裕なかった。そんなこんなで、今日の経験を今週収録の「HEY!HEY!HEY!」でも活かせればなぁと思ってます。