横断幕を掲げて手を振る同級生の姿に、笑顔を見せる川田君(手前)=並木町
28日に閉校した材木町小最後の卒業生30人は29日、浅野川にかかる梅の橋で横断幕を掲げ、三重県へ引っ越す川田大翔(だいと)君(12)の旅立ちを見送った。「いつまでもわすれないよ」と記した幕を持って手を振る同級生に、元気が良すぎて同級生から「がき大将」と呼ばれた川田君も笑顔で応え、互いに成長して再会することを約束した。
「お別れサプライズ」と題して、6年間同じクラスで過ごした同級生が企画した。「ありがとう!!いつまでもわすれないよ!」と大書した幕は縦1メートル、横3メートル。3日がかりで手作りし、川田君と妹・奈茄(なな)さん(10)の名前を記して再会の願いを込めた。
「忘れ物を渡すから」と呼び出された川田君は、橋の上で大声を挙げて手を振る同級生の姿に目を見張った。橋上で笑顔で別れを惜しんだ後、車に乗り込むと、「だいとー」と叫びながら同級生が浅野川大橋まで追い掛けてきた。
「みんなと遊んだことは死ぬまで忘れない」。車窓から大きく手を振り返しながら、さすがの「がき大将」も涙ぐんだという。