16歳少年ハッカーがSteamの脆弱性を発見、審査を回避して謎ゲーの不正リリースに成功
March 30, 2016(Wed) 15:42 / by subimago
マンチェスター在住のコーダーRuby ‘rubiimeow’ Nealon氏は、Steamのループホールを利用してValveの審査を回避しながら『Watch Paint Dry』なるゲームを一時的にリリースしました。
何らかの手段でSteamworksアカウントを取得した彼は、「Steamトレーディングカード」機能を利用しながら、実際にはSteam上に存在していないゲーム作品のアプリケーションID/セッションIDをデータベース内で操作。Steamの脆弱性を突いて、“ペンキが乾く様子を見つめるだけのゲーム”を一時的にストア上に登場させたとのことです(Googleキャッシュ)。彼はこのことをValveに自主的に報告しており、現在『Watch Paint Dry』はSteamから削除済み。不正リリースに至るまでの手段も修正された模様です。
Ruby ‘rubiimeow’ Nealon氏は「一連の責任は自分にあるし、捕まってしまうのもプランの内。ちょっとした悪ふざけに過ぎないよ」とコメントしながら、以前からこのループホールを報告する意向だった旨と、悪意がなかったことを告白。現在までに不正リリースに関連した被害報告は伝えられていない模様です。
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ちまちま報告するより実例でやっちまう方が手っ取り早いというのは、確かにあるな
良いか悪いかは別にして
すげぇわ
知識と才能に感心するわ
最近映画審査機関への嫌がらせで製作された、ペンキが乾くのを10時間撮り続けたドキュメンタリー?映画「Paint Drying」のゲーム版か。なかなかシャレが効いている。