ベネッセ個人情報流出事件、被告の元SEに懲役3年6か月の実刑判決
ストーリー by hylom
控訴するのか 部門より
控訴するのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
一昨年に起きたベネッセからの個人情報流出事件について、東京地裁は29日、情報を持ち出した元システムエンジニアの男性に不正競争防止法違反(営業秘密の複製、開示)による懲役3年6か月、罰金300万円の実刑判決を下した(読売新聞、TBS、ウォール・ストリート・ジャーナル)。弁護側は即日控訴した。
ベネッセから一千万件にも上る大量の個人情報が流出したこの事件では、当時顧客DBの保守管理を行っていた30代の派遣SEが情報を持ち出したとして逮捕されていた(逮捕時の記事)。弁護側は持ち出しは認めつつもコピーされた情報は営業秘密に当たらないとして無罪を主張したものの、会社側が情報へアクセスできる人員を限定するなど機密保持を行っていたことを根拠に営業秘密に当たると判断された。
被告は持ち出した個人情報を名簿業者に売却、競艇などに散財していたとみられており、判決では厳しく非難されている。この事件では、ベネッセは対策費として200億円を計上するなど、経営に甚大な影響を受けた。
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