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最終更新:2016年3月30日(水) 12時29分

「餃子の王将」200億円流出、きっかけは27年前の店舗火災

 「餃子の王将」を展開する会社が特定の企業グループにこれまで200億円以上の資金を流出させていたことが、29日、明らかになりましたが、きっかけは27年前、店舗の火災で死亡した遺族への補償交渉でした。

 「王将フードサービス」の元社長、大東隆行さん射殺事件をめぐり、会社が設置した第三者委員会は、特定の人物A氏が関係する企業グループにこれまでおよそ200億円の資金が流出し、170億円が回収されていないと発表しました。

 報告書によりますと、1989年、王将の店舗で起きた火災で、遺族との補償交渉を創業者の知人A氏が担当し、この際に王将が1億円を支払っていました。これをきっかけに、企業グループとビルや土地の購入などの不適切な取引が続いたということです。

 「なぜ、そういう状況にかかわらず関係が切れないかというと、トップダウンで言われたとき、それ以外を考えない企業文化があったのか・・・」(第三者委の会見 29日午後)

 王将は、現在も残るグループとの取引について、今後、取締役会で検討するとしています。(30日11:38)

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