やはりユニコーンは実在していた?「化石」から2万6,000年前までの生存が確認
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伝説の動物と言われる一角獣、ユニコーンの実在が明らかになりつつある。
カザフスタン地方の化石で解明
American Journal of Applied Scienceに掲載された研究結果によると、カザフスタン地方で発掘された化石を研究した結果、約2万6,000年前まで地球上にシベリア・ユニコーン(Elasmotherium sibiricum)が生息していた可能性が高まったという。
この化石は、マンモスやバイソンなどの骨とともに発掘。
American Journal of Applied Science
角自体はないものの、大きな角の跡があり、シベリア・ユニコーンと確認されたらしい。
マンモスに近い姿
研究者によると、シベリア・ユニコーンはサイの仲間。
マンモスに近い姿で体毛に覆われているという。
高さは2mほどで、体長は4.5m、重さ約4トンと巨大。
Apokryltaros/ Wikimedia commons
Heinrich Harder / Wikimedia commons
絵本などで見るような姿とは少し違うようだが…
Ghedoghedo / Wikimedia commons
長さ1mほどにもなる大きな角を持つといい、一角獣には違いない。
人類と遭遇した可能性が高い
これまでシベリア・ユニコーンは35万年前に絶滅したと言われていた。
このころにはまだ人類は地球上にいないため、人類がこの一角獣と遭遇した可能性はなかった。
しかし今回の研究結果では、もっと最近まで生き残っていたと考えられ、人類と遭遇した可能性もあるという。
そこから人類の中でユニコーン伝説が伝わっていったのか…。
姿の違いはともかくとして、ロマンを感じさせる研究結果である。
Domenichino / Wikimedia commons
- 出典元:A real-life 'unicorn': Bizarre horned beast lived alongside humans 26,000 years ago and may be behind the legendary myth - Daily Mail Online(3/22)
- 出典元:A fossilised skull has revealed when the last 'Siberian unicorn' lived on Earth - Science Alert(3/27)
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