2016年3月30日13時46分
埼玉県朝霞市で行方不明になり約2年ぶりに保護された女子中学生(15)が、千葉市の男のアパートで監禁状態にあったときの状況について「パソコンは使えたが、限られたサイトしか見せてもらえなかった」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、男が娯楽を与える一方、脱出につながる情報を得たり、助けを求めたりできないように閲覧制限していたとみている。
男は未成年者誘拐の疑いで逮捕状が出ている東京都中野区東中野3丁目、寺内樺風(かぶ)容疑者(23)。
捜査関係者によると、千葉市のアパートは玄関の外から別の錠が付けられ、自由に外出できなかった。部屋にテレビはなかったが、女子生徒は寺内容疑者からパソコンを与えられ、動画サイトなどを見ることができた。だが、閲覧できたのは一部のサイトだけで、使用履歴も寺内容疑者からチェックされていたという。
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朝日新聞社会部
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