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俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

痩せると話題の「完全無欠コーヒー」を3ヶ月試したので、作り方やその効果を紹介します。

完全無欠コーヒーが話題になっていますね!



噂によると、飲むだけで一日0.5kg減るとか減らないとか。
人間が1kg痩せるには7200kcal消費する必要があって、成人男性の基礎代謝が1500kcal/日ですから、普通に考えて一日0.5kgも体重落ちるわけないんですが、そこはもう完全無欠ですから。

人体の限界を凌駕した奇跡が起きるのかもしれません。

もう半年くらい前からツイッターでは話題になっていた「シリコンバレー式最強の食事」。
流行に躍らされることに定評があるヒデヨシは、いち早くこの本を入手していました。


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完全無欠コーヒーはこの本で紹介されたことで話題になりました。

本の121ページにこんな記述があります。

最終的にたどり着いたレシピは、コーヒーにMCTオイル大さじ1~2杯と、良質の無塩バターまたはギー大さじ2杯を加えること。
材料を混ぜ合わせたら、これまで味わった中でも最高にクリーミーで、最高に美味しくて、パフォーマンスを最大化するコーヒーができあがった。

「完全無欠コーヒー」だ。


朝に完全無欠コーヒーを飲めば、空腹を感じるホルモンがハッキングされ、空腹感を感じなくなる

と言われています。

バイオハッカーを名乗るデイヴ・アスプリーはレプチンというホルモンに注目しました。
レプチンは脂肪細胞から作られるため、レプチン値は体脂肪率に比例します。

レプチンを浴びせられている脳は「お腹がいっぱい」というシグナルを受け取らなくなるそうです。
レプチンはインスリン(血糖値を下げるホルモン)の感受性を調整する役割を果たしていることがわかったデイヴは、レプチンをハックしようと考えました。

これが「完全無欠ダイエット」の始まりです。
レプチンに敏感な体にすることで、本当に食べ物が必要なときだけ、お腹が空くようにする。

で、そのために色々と実験してたどり着いた結論が、完全無欠な食事メニューということです。

完全無欠メニューの中でも最も有名なものが「完全無欠コーヒー」で、今日はその完全無欠コーヒーの作り方や、
実際に飲み続けてみた結果を紹介したいと思っています。

完全無欠コーヒーの作り方

何はともあれ、まず気になるのは

「オーケー。とにかく痩せそうなのはわかった。

ところでその完全無欠コーヒー、どうやって作るんだ?」

というところではないでしょうか。

実は完全無欠コーヒーの調理方法については、公式の紹介動画があります。


www.youtube.com


この動画、Tシャツのオッサンがご機嫌そうに完全無欠コーヒーを作るのですが、

見てもよくわからん

なんか面倒くさそう

と思う人が大半ではないでしょうか。

僕はそう思いました。1分くらいしか見てないけど。

だからこの記事では、僕が試行錯誤してたどり着いた完全無欠コーヒーの簡単な作り方を紹介します。
僕は手抜きが大好きなので、すごく簡単です。
5分もかかりません。


では早速、完全無欠コーヒーを作ってみましょう。


最初に用意するのはお湯です。
レンジでチンしても大丈夫な計量カップにお湯を入れましょう。
250mlくらいでいいと思います。

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このお湯をレンジで温めます。
いちいちコンロを使うのは面倒くさいので、レンジでやりましょう。


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次に用意するのはバターです。
バターはバターでも、無塩バターが推奨されています。
本では「オーガニックでグラスフェッドのバターは完全無欠の乳製品だ」とされています。
この無塩バターをおおさじ二杯くらいコーヒーカップに投入します。


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次に用意するのはMTCオイルです。
MTCとは「Medium Chain Triglyceride」の略で、日本語で「中鎖脂肪酸油」といいます。
このMTCオイルを大さじ二杯くらいコーヒーカップに投入します。



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次に使うのは小川珈琲店のドリップコーヒーです。
公式の作り方を忠実に再現するなら、豆を挽いてコーヒーを入れるようなのですが、豆なんて挽いたことないし、面倒くさい。

本では、

フレンチプレスや金製フィルター、エスプレッソマシンなど、金属のフィルターで淹れると、貴重なコーヒーオイルが守られ、体内で働いてくれる

とありますが、普通の社会人はこんなんやってる暇はない。
さすがにここまでやるとコスト(時間)に見合わないと判断しました。
オフィスで作れないですしね。

だから、ドリップです。カップにはめるだけ。

なぜ小川珈琲かというと、なんとなく美味そうだからです。
いや、本当にうまかったっす。

CALDIとかでも全然いいですが、「小川の有機珈琲」の響きが身体に良さそうです。


最後の仕上げです。
これをやるかやらないかで全然味が違ってくるんですが、

「手持ち型ミキサーシェーカー」を使いましょう。
コーヒーを混ぜるためです。

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混ぜあわせることの大切さについて、本にはこう書かれています。

コーヒーに加えるバターやオイルを、ただ混ぜあわせるだけでなく、溶かし合わせることも大切だ。
というのも、バターやオイルを溶かすとミセルという状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換するようになるからだ。
ミセルが多ければ多いほど、脂肪が使われやすくなる。
つまり、バターをコーヒーにブレンドすることが、脂肪をエネルギー源とする体の働きを助けるのだ。

「最強の食事」123ページ


ミキサーシェーカーで混ぜあわせた結果、出来上がったのがこちらです。


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うまいよ!


ミキサーで混ぜると超クリーミーになります。
スプーンでカシャカシャ混ぜるよりも断然美味しいです。
柔らかい味になります。

完全無欠コーヒーが美味しくないという人もいますが、この作り方で作ったコーヒーは普通に美味しいので、ぜひぜひ試してみてください!


完全無欠コーヒーの材料を手に入れる方法

さて、意外と手軽に作れる完全無欠コーヒーですが、

「材料をどうやって揃えるの?」

と気になる人がいるかもしれません。
基本的にはAmazonで全てが手に入るのですが、Amazonを使いたくない人のために、実際にお店を探してきました!


■計量カップ
まずは計量カップです。
これはニトリで買いましょう。

銀座のプランタンの6階にあります。
営業時間は平日11時~21時で日曜日が11時~20時です。

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料理コーナーにいけば、計量カップが売ってます。

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レンジで使用可能なものを買いましょう。
「耐熱」と書いてあれば大丈夫です。


AmazonだとこれでOKです。



■グラスフェッドバター
完全無欠コーヒーで最も入手が難しいのは「グラスフェッドバター」ではないでしょうか。

ツイッターでも「やっと見つかった( ´ ▽ ` )ノ」というような報告が見つかります。


Amazonで注文しても届くのですが、たまに品切れなこともあります。
なので僕は探しました。グラスフェッドバターが置いてある店を。

探しに探して2ヶ月。
やっと見つけました。グラスフェッドバター!

銀座の松屋です。

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松屋の地下二階に降ります。

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そして左に曲がると・・・。


あった!


これが、これこそが、店に置いてあるグラスフェッドバターです!


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ついでに中鎖脂肪酸100%オイルもありますが、これは量が少ないのでAmazonで買うほうがおすすめです。

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日清 MCTオイル 450g

日清 MCTオイル 450g



最後にミキサーですが、これはAmazonで買ってしまいました。
これです。


ミキサーで混ぜると飛んでしまいがちなので、コーヒーカップは深めのものがいいと思います。


ちなみに、この記事で使用している小川珈琲店のドリップコーヒーもAmazonで購入しました。


完全無欠コーヒーでなぜ痩せるのか?

「最強の食事」では、こまぎれの断食が推奨されています。
こまぎれの断食とは、6~8時間の短時間に一日のすべての食事を摂るというものです。
体重減少と集中力増強に効果があるとされています。

朝食を抜き、午後2時以降まで昼食を摂らないのが断続的ファスティング(こまぎれ断食)のやり方なのですが、仕事をしているとそれが難しい。

だって、腹が減ったら集中できないから。

だから、朝一杯のコーヒーを加えて断続的ファスティングをすることが完全無欠ダイエットのコツとなります。

朝に完全無欠コーヒーを飲めば空腹も疲れも感じない。
だから、働きながらでも断食が実践できます。

完全無欠コーヒーに加えたMCTオイルは体を「ケトーシス」に導いてくれます。
ケトーシスとは、血中にケトン体が大量にあり、余分な脂肪を燃やしている状態のことをいいます。
ケトーシスになると、体が糖の代わりに脂肪を燃やしてエネルギーにするというわけです。

MCTオイルは体内に有用な量のケトン体を急速にもたらしてくれるため、ダイエットに有効だとされています。
また、ケトン体をエネルギーにしているときは、集中力が増し、血糖値が安定するため、エネルギーレベルの急低下が起こりません。

そのため、MCTオイルを加えたコーヒーは無敵なのです。

本の記述を引用します。

MTCオイルは脳の燃料となるケトン体にただちに転換されるうえ、睡眠中に体脂肪の燃焼も助けてくれる。

前夜のディナーか寝る前にでもMTCオイルを大さじ1~2杯摂ると、翌朝は頭の回転が速まり、明晰に考えられることに気づいた。

さらにMCTオイルには有用な効果があります。

脳の細胞内にいるミトコンドリアが老廃物を除去しているようなのですが、MTCオイルが提供する「ケトン体」というのは、このミトコンドリアの燃料となるそうです。

そのため、寝る前にMTCオイルを摂取しておくと睡眠の質を改善することができるということです。

「最強の食事」では、「睡眠を完全無欠化して使える時間を増やす」ことを推奨しています。

wp.butcher.jp


バターは溶かすとミセルという状態に分解されるため、消化の負担は最小限になり、脂肪をエネルギーに変換することができるとのことです。



■中鎖脂肪酸
中鎖脂肪酸はココナッツやパームフルーツなどのヤシ科の植物の種子の部分に含まれる天然成分です。
ココナッツオイルには役60%の中鎖脂肪酸が含まれており、100%の中鎖脂肪酸でできているオイルをMCTオイル(=中鎖脂肪酸油)といいます。

中鎖脂肪酸は直接肝臓に運ばれるため、一般的な油の約5倍早くエネルギーになると言われています。
www.nisshin-mct.com


本にはこのように書かれています。

完全無欠ダイエットの鍵は脂肪である。

脂肪を理解するための基本は2つある。
1つ目は、脂肪の分子の長さ。
食用脂肪では原則として、分子が短ければ短いほど、希少で抗炎症性がある。

2つ目は、どれほど安定しているかだ。
最も安定しているのは「飽和脂肪酸」だ。
というのも、飽和脂肪酸の分子には、酸素が酸化でダメージを与えられる余地がほとんどないからだ。
酸化した(ダメージを受けた)脂肪は老化を加速させ、体に炎症を起こし、効果的でない細胞膜を作る。

グラスフェッドの動物性脂肪、ココナッツ置いつ、中鎖脂肪酸油、グラスフェッドバターなどのヘルシーな完全無欠の脂肪は炎症を減らしてくれる。


「シリコンバレー式最強の食事」83ページ、104ページ

完全無欠コーヒーは万能ではないが、ちょっと痩せる。

さて、完全無欠コーヒーを三ヶ月試した結果ですが、実際ちょっと痩せました。


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72.3kg(3ヶ月前) → 70.9kg(now)


うーん、微妙!
完全無欠コーヒーを飲めば全く腹が減らないかといえばそうでもなく、普通に腹も減るっちゃ減ります。

何も食べないよりはマシなのですが、人はそれをプラセボ効果と呼ぶのでしょう。

結論を言うと、完全無欠コーヒーを信じると、朝ご飯を食べなくなる分は確実に痩せる。
腹が全く減らないわけではないが、マシな気がする。

それより何より完全無欠コーヒーは普通にうまいという感想をもって、この記事の締めといたします。


シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事