マレーシアは、マレー系が60%弱、中国系が約30%、インド系が約10%、少数の原住民族と各国からの諸民族から構成されています。
マレー系の多くはイスラム教徒で、豚肉を始めハラール(イスラム法で許された物)でない食材を食べてはいけず、アルコール飲料を飲むことも禁止されています。
中国系は福建省や広東省、海南省にルーツを持つ人が多く、仏教徒の中には牛肉を食べない人もいます。
インド系は主に南インド出身のヒンドゥー教信者が多く、他にもシーク教信者などがあり、各民族が信じる宗教によって食のタブーが異なるため、多民族から構成される会社の食堂や宴会の食材では鶏肉、魚介類、野菜などに限って出されることも多く、その様な料理を出すレストランもあります。
マレー系とインド系は右手で直接食べる習慣があり、中国系は主に箸を使いますが、各民族が共通する場ではスプーンとフォークで食べることが多いです。
また、調理する食材は同じでも、民族やは地域によって違なる調理法や調味料が用いられ、異なる風味や盛り付けとなります。
他にも、マレー料理と中国料理の混合ともいえるニョニャ料理などもあり、多様な食文化が形成されています。
東アジア、南アジアの他国でもそうであるように、マレーシアにおいても多くの場合は米が主食で、在来種の香り米やタイ米が食べられることが多いです。
上質のインドのバスマティ(米の品種)は、長い粒状と芳しく優雅な風味のため、ビリヤーニ料理(インド料理)で使用されています。
近年は、マレーシア人が新しい味覚を取り入れるのに伴い、徐々に日本の短粒米などの米も見られるようになってきています。
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