AM.CH.SNOKLASSIC HURTS SO GOOD(CN:リク)

 

ショーデビュー当時に撮影                 

 

撮影:04年8月         

 

 

 

 

 

 

 スノークラシックの犬が直接日本に来たのは初めてではないでしょうか。
 スノークラシックのTex、それにPatty Ann Peelとは97年ごろ、AJがまだ幼かった頃に交配のお話云々で親しくなって以来のお付き合いです。
 2004年秋にザベリワンにやってきましたリクは、まさにスタンダードを具現化したような構成、タイプです。母方の祖父はあの、知る人ぞ知るAm.CH.Dakota Hawk(CH.NortheastTorch Song×CH.Northeast Lucan娘)です。
 リクの、特に目立つ長所を挙げてみますと・・・
・ 全体のバランスが良く角度構成が深めで正確
・ このことから生み出される機能的な走り。少ないエネルギーで効率よく推進力が後躯→前駆へと伝わるのが目に見えるような力強い速足をする。無駄な動きやブレが全くない
・ 張りのある美しい頭部、短めのマズル、小さめで離れた耳
・ 長くてアーチした首
・ 高い肩から傾斜した背線と正しい尾
・ 充分な角度ある低めのホックジョイント(後肢の飛節)
・ 密度あるゴージャスなコート(見栄えのするシールグレイに淡いマスク=個人的に好み)
・ 充分な色素などでしょうか。
 性格的には、人間は勿論誰にでも問題なし、ごく小さな子犬にも寛大、牝犬は誰でも交配相手かと思っている(笑)、牡犬にも唸ったことはない、といったところです。突然我が家のマラミュート軍団の敷地内に入れても、特にパニックになったり他の犬から威圧的態度を受けても攻撃的な素振りを見せることが全くありませんでした。
 遺伝的な見地から、股関節、眼は勿論、甲状腺機能、今回は(頼んだわけでもないのに!)精子数まで確認してくださった上で、大切なリクをザベリワンの私のもとへと託してくださったものです。
 アメリカのマラミュート界では残念ながら、日本の犬界への不信感や侮蔑がすっかり定着してしまっているようです。おかしな理屈ですが、「自犬舎の名誉を守るため」に、お金にモノを言わせる仲介業者を通してアメリカの犬を買いたがる日本の利殖ブリーダーには決して大事な犬は出しません。
 そのようななかで、私の、犬に対する理論と方針を支持し、実践を理解し、信頼してくださるスノークラシックのTexとPatty Ann Peel夫妻に感謝の気持ちでいっぱいです。

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