北海道旅客鉄道(JR北海道)は29日、北海道新幹線が開業した26日から3日間の平均乗車率(新函館北斗―新青森)が43%だったと発表した。日付別では26日(土)が61%と最高で、27日(日)は37%、28日(月)は31%だった。
島田修社長も28日の定例会見で「平日になると流動が落ち着いてくると予測せざるをえない」との認識を示しており、柔軟な需要喚起策が課題となりそうだ。
2015年3月14日に開業した北陸新幹線の開業から3日間の平均乗車率(上越妙高―糸魚川間)は48%で、北海道新幹線より5ポイント高かった。
上り、下りでは、26日の下りが70%で最高。新幹線のファーストクラスとされるグランクラスは83%に達した。最低は28日の下りで27%。グリーン車が24%と低調だった。
停車駅が少ない「はやぶさ」と停車が多い「はやて」を合わせた3日間の1日の平均利用実績は9900人。各駅の新幹線の利用実績は3日間の平均で新函館北斗駅が3300人、木古内駅と奥津軽いまべつ駅は300人だった。