アイヌ語民話のデータベース ネットで公開
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アイヌ民族が語り継いできた民話を集め、日本語と英語で詳しく解説したアイヌ語民話のデータベースを国立国語研究所のロシア人研究者などのグループが作成し、このほどインターネットで公開しました。
データベースを作成したのは国立国語研究所のアンナ・ブガエワ特任准教授と千葉大学の中川裕教授らのグループです。
データベースは北海道でアイヌ語を語り継いでいた木村きみさんが亡くなるまでに残した録音を元に作成されたものでアイヌ民話10編が収録されています。アイヌ語には文字がないため、聞き取ったことばはカタカナとローマ字で表記され、そこに日本語と英語の訳と単語ごとの詳細な解説がつけられています。
アイヌ語は日常的なことばとして話す人がほとんどいなくなり、消滅の危機にひんしていることから保存が課題となっています。データベースはインターネットを通じて一般に公開されていて研究グループでは今後、収録する民話の数を増やしていくとしています。
国立国語研究所のアンナ・ブガエワ特任准教授は「研究のためだけでくアイヌ語を守る活動にも活用してほしい。日本語訳を読み物として読むこともできるのでアイヌ文化に興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話していました。
データベースは北海道でアイヌ語を語り継いでいた木村きみさんが亡くなるまでに残した録音を元に作成されたものでアイヌ民話10編が収録されています。アイヌ語には文字がないため、聞き取ったことばはカタカナとローマ字で表記され、そこに日本語と英語の訳と単語ごとの詳細な解説がつけられています。
アイヌ語は日常的なことばとして話す人がほとんどいなくなり、消滅の危機にひんしていることから保存が課題となっています。データベースはインターネットを通じて一般に公開されていて研究グループでは今後、収録する民話の数を増やしていくとしています。
国立国語研究所のアンナ・ブガエワ特任准教授は「研究のためだけでくアイヌ語を守る活動にも活用してほしい。日本語訳を読み物として読むこともできるのでアイヌ文化に興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話していました。