「NHKスペシャル ママたちが非常事態!?」を見ました
1月に放送された「ママたちが非常事態!?最新科学で迫るニッポンの子育て」の第2弾が先日放送されました。わたしは1月放送のこの番組も見ましたので第2弾の放送を楽しみにしていました。
これは子育てに関するママの悩みを脳科学的な側面から解明していくという番組です。取り上げられていた実験全てを信じるというわけではありませんが、なるほどと思うこともありましたので感想を書いていきたいと思います。
こちらが第二弾
イクメン夫にキレるわたし、ずっと性格が悪いと思っていた
昨年出産し、まだ乳児の娘がいます。両実家遠方ですぐに頼れる人はいません。旦那は夜遅くまで仕事で帰るのは22時~23時過ぎで、娘が眠った後です。出張も多く、現在は海外出張中です。
こんな事実を並べたってこの人生を選んだのはわたしだし、旦那のおかげで主婦をやれてる訳で不満があるわけではありません。感謝しています。
しかし、娘を産んでから旦那とのケンカがめちゃくちゃ増えました。結婚する前はほとんどケンカをしない位仲良しで、お互い温厚な性格(だと思う)
それなのにわたしのキレ具合がハンパじゃありません。
旦那は仕事人間で家庭に無関心、子育てはわたしに丸投げ・・・ではありません。娘大好きのかなりの子煩悩で、お世話も沢山します。平日は朝の着替え位しか出来ませんが、休日には本当に頑張っています。
旦那の子育て分担
- 朝の着替え、おむつ替え
- 離乳食のストック作り
- 離乳食を食べさせる
- お散歩&買い物(旦那が抱っこ)
- お風呂に入れる
- ミルクをあげる
- 寝かしつけ
それに加えて休日は夕食又は昼食づくり、布団干し、洗濯と家事もしてくれます。こうして書くと、一体何が不満なのでしょうか?わたしは。イクメンじゃないか。
ちょっとしたことでイライラ。わたしがキレすぎなのは分かっているので、出産後に性格が悪くなったのか、もともとこんなに短気だったのか不安になっていました。
こんなに性格が悪いなんて結婚した旦那からすれば詐欺じゃないのか。
わたしは、実は自分の性格がすげー悪いんだと思ってました。子供を産んだことで本来の性格の悪さが解放されたのかと。
もしかして、みんな旦那にキレてるの?
イクメン夫にイライラする・・・
「NHKスペシャル ママたちが非常事態!?」で、2児のママからのお悩みが取り上げられました。
乳児にかかりっきりのママ、パパは上のお姉ちゃんのお世話を一生懸命やっていました。遊んだり、寝かしつけをしたり、一生懸命やっています。誰から見てもイクメンのパパ。それなのに、ママは何故かイライラすると言います。
あれ?これ、わたしと同じじゃないか?
子供が泣いているのに対してパパの動作が遅い
日常の様子をビデオに撮ったものを見ていると、イライラポイントが分かりました。昼食時、パパママお姉ちゃんで食べていると、床でゴロンとしていた赤ちゃんが泣きだします。
ママは手を止めて、赤ちゃんを抱きあげてあやす。お姉ちゃんの食事もフォロー。全然食べれてない。
パパは全く助けることもなく、1人でマイペースに完食しました。
おいっ!!
いや、でもこれ分かるわ。
うちは食事中はないけど、他の場面であります。子供が泣いてもすぐに抱っこしないの、しばらく泣かせてる。これで良くケンカになります。わたしがご飯を作っていたりして手が離せない時とか、旦那しかいないから早く抱っこしてあやしてあげて欲しいのに何もしない。見てる。いや、スマホ見てる時もある。(論外)
反応が遅いのは性格の問題ではない
旦那は温厚でゆったりとした性格なので、 そのせいで娘が泣いてもスローなのかと思っていましたがどうやら違うらしいです。
番組では、男女で赤ちゃんの泣き声にどの位反応するかの実験をやっていました。ノイズと赤ちゃんの泣き声をヘッドホンで流して、脳がどう反応するのかという内容でした。
赤ちゃんの泣き声に女性の方が男性よりも反応します。これはまだ分かります。
男性は赤ちゃんの泣き声よりもノイズに反応してました。
おいっ!!女性よりも反応しないのはまだ分かるけど、ノイズ>赤ちゃん。これはねーよ。ねーよと言ってもこれは男女の脳の違いからこういう結果になるのだそう。
女性は赤ちゃんの泣き声に敏感に反応するような脳を持っている。女性の脳は出産後、特別な回路になりわが子の泣き声を聞いたらもちろん、泣き顔を見ただけでも即時に体が反応するようになっているらしい。すげー。
わたしのイライラの正体は、旦那の娘に対する行動の遅さだったのかもしれない。確かにケンカするときはこのパターンがすごく多い。娘が泣いているのをすぐに抱き上げない旦那にとても違和感を感じるのです。そして、イラつくのです。
しかし、旦那が遅いというより、母親であるわたしが異常に早く反応するから遅く感じるのかな。それで自分と比べて遅い!泣いてるのに早く抱っこしろ!とキレていたのかもしれない。
男性だって、脳が変わるんだ!
じゃあ脳が違うんじゃ無理じゃん。と思うが男性も脳の活動を変化させることが出来るそうです。
実験では、大学生(男子)が数人で週に1回、2時間の育児体験で赤ちゃんのお世話を3ヶ月続けたら、脳が活動する部分(愛着を感じる部分)が大きく変化しました。
男性も育児参加することにより、スイッチが入り脳が変化する。赤ちゃんへの愛情が徐々に育まれていく。
オキシトシンという出産後、女性の脳から分泌されるホルモンが 男性でも子供と触れ合うだけで放出されるというのです。さらに、このホルモンは父親の体内で増えると赤ちゃんの体内でも増えるので父と子の愛情や絆が強まる事にも一役かうそうです。
「NHKスペシャル ママたちが非常事態!?」感想
あやすのが下手だから、ミルクあげるのが下手だからといってママがやるのではなく、パパにも出来るように頑張ってもらえばパパも上手になるし、赤ちゃんとの絆も生まれる。
こういう背景があると知っていれば、ママのイライラも少しは良くなるのかな。パパは仕事で疲れているけど、ママも夜間授乳や夜泣きなどで寝不足になるし、お互いの疲れが原因ってのもありそう。
現在は核家族化で、気軽に預けられないというのもママを追い詰めてると番組ではやっていました。人間はもともと共同保育が基本で1人で子育てが出来るようにはなっていないそうですが、こればっかりは今からどうこう出来る問題じゃないですからね。
旦那も仕事で疲れても休日はお世話してくれるのに感謝が足りなかったかなと、ケンカしてからいつも思います。二人でなんとか協力して子育てしなくてはね。
NHKオンデマンドで視聴できます。
夫にイライラのほかに、夜泣きのメカニズム、人見知りやイヤイヤ期の脳を検証していて面白かったです。
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