断続的に電波
通信が途切れ、衛星の状態が確認できなくなったエックス線天文衛星「ひとみ」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、28日午後10時ごろに約10秒、29日午前0時半ごろに数秒程度の電波を受信したと発表した。26日午後に正常な通信ができなくなって以降、計4回電波を受信できたことになるが、いずれも短時間で、衛星の姿勢や状態を示すデータは取得できなかった。
JAXAは地上からの観測で、ひとみの明るさが数秒おきに変化していることも確認しており、何らかの理由で回転している可能性があるとみている。【斎藤広子】