住民説明会はマスコミを締め出して行われた。部屋の外には部外者の出入りを監視するようにスーツ姿が立ち並んだ。本誌はその会場内の一部始終を入手した。関係者が語る内幕とともに紹介しよう。
200万円? 安すぎるよ!
「聞こえねーよ!」
「返事しろよ、返事を!」
会場には怒号が響き渡った。
横浜駅西口から徒歩5分ほど、オフィス街の中心部にあるホテルプラム。3月5日、住友不動産と熊谷組は「傾きマンション」の全棟建て替え方針を伝えるため、ここで住民に対する説明会を開催していた。
住友不動産からは伊藤公二取締役、熊谷組からは樋口靖社長らが出席。ホテル3階の会場に集まった150人以上の住民に対して、全棟建て替えにともなう住民への補償内容を説明する段に入った時だった。
会場に設置されたスライドに補償内容の詳細が映し出されると、住民たちは次々と写真を撮り始めた。
「慰謝料200万円」の文字が出てくると、会場はざわついた。
「安いな、と思った」(出席した住民の一人)
仮住まい家賃はマンションの解体着工までは30万円以内の実費に加えて、現在の管理費、駐車場代などもすべて負担する。解体着工後の仮住まい家賃については一律月額40万円を支給する。部屋を売却したい住民には、購入時の価格の1・2倍の価格で買い取る……。
住友不動産の担当者が補償内容を説明する中、住民からはため息が漏れる。
質疑応答に入ると、最初に質問に立った住民がさっそく、住友不動産のこれまでの不誠実な対応に怒りを露にした。それに答えようと伊藤取締役がマイクを握り、話し始めた時のことである。
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