唐突ですが「好きではない服」、持っていますか?
私の答えはNOです。
洋服を少しづつ整理していった結果、見渡す範囲に「好きでもなんでもない服」は1枚も見当たりませんでした。
以前は「そこまで好きってわけではないけど、あのブラウスと合わせやすいスカート」や「襟ぐりが少し窮屈で脱ぐとき首元にファンデーションが付きそうだから、いつも緊張するけどその割にすっごく好きって程でもないニット」なども持っていたんです。
それらがなくなった今、特に不便は感じていません。
自分で働いてお金を稼ぎ、誰に命令されるでもなく好きな服を買っているはずなのに、好きでもなんでもない服ばかりが増えるのはむしろ辛かったのです。
今日は、そんな状況を脱するための無難服との向き合い方について。
服の分類
服を大きく分けて3つに分けます。
①とにかくお気に入りの服
②限定用途で代用ができない(スポーツウェア・冠婚葬祭)
③それ以外
①は気に入っているという前提、②は素材やデザインに制約はあるけれどもオケージョンも考慮すると気にいっているといえる範疇のものたち。問題は3番目の「それ以外」です。
クローゼットに潜んでいた無難服たち
*あまり好きではないけれど、体調の悪い時に存在感を消してくれる服
*好きではないが、褒められたことのある服
*前は好きだったけど、今はそう思えない服
*単体では好きではないけれどあった方が便利な服
*買ってもらった服
*存在も忘れていたような服
*服よりも当時の思い入れが強い服
このように、なぜかマイフェイバリットスペースだったはずの服の収納にうっかりと迷い込んだ服を、はじめの①と②(お気に入りなど)に寄せていきます。
たとえば、体調の悪い時に人に見られたくない地味服で、うっかり知り合いに合ってしまった…なんて日には更に体調が悪化しそうなので(笑)、顔色が少しでも良く見えるような服に買い替えても良いですし、私は「雨の日用」と兼用にしたりします。
ヒートテックやタイツといった機能性インナーなども、極力自分の気に入るものにシフトしていくと愛着が湧いてきます。
関連記事:【レビュー】高橋ミカさんのシルク腹巻きを使ってみました<冷えとり> - 人生のひとコマ号
普段着オシャレには平均点を底上げする
オシャレな人々を見てて思うのは、ファッションの平均点が安定しているんですよね。
コーデを組むときもお気に入りの服で着まわすと、必然的にファッションの統一感が出てきます。
最高点の服=おめかし服、デート服などは気に入ったもの、似合うものを買えば良いのですが、平均点を上げるには点数の底上げって大事ですよね。
イベントや合コン、飲み会の時だけ気合十分な人よりも、日々安定的に似合う服を着こなしている人の方が、素敵だなぁと感じる機会が多いです。
「好きでもなんでもない洋服」
そこに明確な愛情・愛着があるならば別ですが、なんとなくクローゼットに潜んでいるのであれば思い切って売ったりあげたり、手放してみても良いかもしれません。
「大好きじゃないから」理由はそれだけで十分。
もしも、なくて困ったら、その時にはお好きなものを手に入れましょう^^