経営再建中のシャープは30日、臨時取締役会を開き、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収額を1000億円程度、減らす修正案を決議する。
鴻海は買収が完了する今夏以降、経営陣を刷新する方針で、高橋興三社長は退任する見通しとなった。
シャープは2月25日に鴻海の傘下に入ることを決めた。しかし、将来の損失となる恐れのある財務リスクを直前に報告してきたことを鴻海側が問題視し、契約の見直しを協議していた。
高橋社長はこれまで続投する方向だったが、業績悪化に加え、混乱の責任を取るべきだとの声が上がっていた。本人も取引先銀行などに買収完了時点で退任する意向を伝えているとされる。
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